宮津学舎

 11月19日(金)夕方、校内で空を見上げる生徒や教員の姿がありました。
 皆既月食に「限りなく近い」部分月食が国内でも話題になり、今回は観測条件が良いことで、多くの方が空を見上げて月食をご覧になったのではないでしょうか。
 部分月食や皆既月食は、日本でも年に2~3回ある年もあれば、数年間あいだがあく時もあります。しかし、今回の「限りなく近い」というのは、月全体の約98%が影に覆われるもので、日本全国で観測できるのは約140年振りで、次回は65年後に同様の月食が起こるようです。
 また今回は月食が注目をされていましたが、17日(水)の深夜から18日(木)の未明にかけては「しし座流星群」の極大日でもありました。今から20年前(2001年)、高校生の皆さんはまだ生れていませんが、流れ星が「雨のように流れるくらいの大出現」「流星雨」と表現されるくらい今回の月食同様に日本全国で大きな話題になりました。
 宇宙や地球などの時間で考えると何度も起こる現象ですが、人の一生からすると人生で1度あるかないかの機会です。貴重な体験・経験の一つでもあります。あまり興味が無い人もいると思いますが、この一期一会の機会が今後の自分の人生の岐路や起点となる人もいるかもしれません。
 天体現象だけでなく、日々の高校生活での出会いや機会、経験を大切にしてもらいたいです。
 

 
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