宮津学舎

 明日5月26日(水)の夕方から空に注目してください。
 ニュースでも話題になってるので知っている方もあると思いますが、明日の夕方からは「皆既月食」が見られます。さらに、今回の皆既月食では「スーパームーン」と呼ばれる月が最も地球に接近して通常の満月より大きく明るく見える日でもあります。
 国内での皆既月食は2018年以来、約3年ぶりですが、スーパームーンと重なる月食はなかなか見られません。自宅で観察など3密を避けて、少し空に目を向けてみてはどうでしょうか?

 皆既月食の時間と現象(※東京)
 18時44分 部分食の始まり (京都:18時52分に月が地平線上に現れます)
 20時9分 皆既食の始まり
 20時18分 最大食
 20時28分 皆既食の終わり
 21時52分 部分食の終わり

 京都では、部分食の始まりは見られません。部分食になった状態で地上に現れます。その他は、同じ時刻で見られます。

 明日は考査最終日でもあるため、月を眺めて、心のゆとりと安らぎを感じて、明後日からの授業へ気持ちを切り替えましょう。
 天気は、雲が広がるかもしれませんが晴れる予報なので、雲がないことを願いましょう。

 豆知識①・・・日食は太陽が月に隠れるため、光源が遮断されるので周囲が暗くなり太陽も見えなくなります。しかし、月食は地球の影と重なるため見えなくなるのですが、地球周囲の大気に太陽光が当たり、乱反射した光が月に当たり完全に見えなくなることはありません。

 豆知識②・・・皆既月食は「赤銅色」をしています。なぜ赤なのかは、豆知識①の乱反射した光は、プリズムによる光の分散現象で分光スペクトルの一番波長の長い色が「赤」の光なので赤く見えます。身近なものの例では、「虹」の一番外側の色は赤になります。

※写真は、昨年10月に「中秋の名月」を校舎から撮影したものです。
 

 
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