情報モラル委員会の代表とPTA役員の方々との意見交換会を行いました。これまでの経緯や、話し合ってきた内容を確認した上で、保護者の立場からざっくばらんに意見を述べていただきました。以下、抜粋して紹介いたします。

• 校内での使用に関して
• 緊急時の親との連絡については必要性がある。
• 持ち込みを認めても良いのではないか。校内では従来通り使用しない。
• スマホとのうまい付き合い方、学習への活用について
• 使い方によっては学習に役立てられる可能性もある。授業（調べ学習など）への活用も考えられるのではないか。実際に扱いながらスマホの常識、非常識を学んでほしい。
• 「家でわからない問題を撮影して友達に聞いている。」とのことだが、家では自分の力で問題を解いて、わからないところは学校で直接会って教え合い（学び合い）してほしい。
• 家庭でのルールについて
• 「勉強中は居間に置いておく。部屋には持って上がらない。」「通知が気になるなら電源を切る。」など家庭内でのルールを各家庭で決めるのが良い。
• 通学中のマナーについて
• 緊急時のみの使用し、電車（バス）内では使用しないでほしい。
• 歩きスマホ、イヤホンなどは危機管理の面から「もってのほか。」
• 迷惑がかかる行為は絶対にダメ。自宅に帰るまでは使用しないでほしい。
• SNSトラブルやスマホ依存について
• スマホ中毒、ネット依存の中高生が増加しているのは心配。
• LINEやTwitterなど、直接顔を合わせずにやり取りができる時代になったが、出来るだけ人の目を見て面と向かってコミュニケーションをしてほしい。
• SNSトラブルなどスマホの危険性について学ぶ時間を設けてほしい。
• 家庭、学校が連携・協力して何かしらの策を講じる必要がある。
• その他
• 自分たちが高校生の頃にはなかったもので、便利な反面、怖さもある。ただし、これからの社会では必要になるツール。
• ヤフーニュースのヘッドラインを見るだけでも世の中の動きはわかるのかもしれないが、ぜひ新聞を読んでほしい。新聞を入り口に、気になったことをネットで調べるのは良いが、最初からネットでは自分の興味のある情報しか入ってこない。新聞は「道草」ができる。道草することで、興味・関心の幅を広げられる。

今回は生徒指導部長の守本先生にも入っていただき、PTAの方々との意見交換会に向けて、これまでの取り組みを振り返りました。
その上で、標語や提言について、それぞれに考えて案を出しました。
以下は一例です。
【標語】
顔をあげて周りを見てみよう
視覚、聴覚を開放しよう
視覚、聴覚を開放して世界を広く見てみよう
時間をしっかり区切って机に向かう時間を増やそう
使い方間違ってない？
何のためのスマホか考えよう！！
スマホの世界にとらわれすぎるな！
周りの顔を表情を見てみよう
大丈夫？周りの目
「制服着用！」「やる気スイッチON!」「スマホスイッチOFF！」
など

　

　「スマートフォンはついつい触る時間が増えてしまう。」という問題を解決するために「自分で制御したり判断する力をつけるのが一番いいと思う。」や「病院での治療が必要なほど依存してしまう人もいるので、ルールが必要。」などの意見が新たに出ました。
　その上で、これまでに出た意見を「通学中（歩きスマホ）」「周囲への配慮」「生活習慣（家庭）」「学習への影響」「スマホ依存」といった項目ごとに分類することが出来ました。話し合いの途中経過を廊下に掲示しています。
　この次は、スマホのルールやマナーについて「～しない。」「～禁止！」という表現ではなく、「～しよう。」「～してみよう。」などの肯定的で前向きな呼びかけの言葉を考えていきます。

　

　通学中や家庭内でのスマートフォンのデメリットやその解決策について、話し合いました。例えば、「歩き（ながら）スマホが事故の原因になる。」「スマホに集中しすぎたり、イヤホンで耳をふさぐことで、周囲の状況に気づけない。」「ゲームやSNSに時間を使いすぎて学習時間が減ってしまう。」「直接のコミュニケーションが希薄になる。」などのデメリットに対して「常に周囲に気をつけて使う。」「必要なときだけ使う。」「何らか時間制限を設ける。」「（たまに）使わない日を作ってみる。」などの解決案が意見として出ました。次回は意見を集約していきます。

　

　3学期最初の情報モラル委員会では、PTAの方々との意見交換に向けての話し合いがスタートしました。2学期は学校内でのスマートフォンの取り扱いについて話し合いましたが、今学期は通学中や家庭内でのマナーなどについて話し合いを進めていきます。

　

　これまでの経緯や今後の方針について、21日の終業式の後、生徒会長から全校生徒に対して報告します。5回目の情報モラル委員会では、話し合ってきたことを集約・総括しながら、報告内容について全員で確認しました。

　

今回は生徒指導部長の守本先生にも会議に入っていただきました。
これまでの経緯を確認した上で、より高い次元の話し合いとなりました。
現在の状況や、今後スマートフォンをどう扱うか、そのルールやマナーはどうあるべきかについて、皆真剣によく考えて議論することで、これから進むべき方向を明確にすることができました。
次回は、終業式に向けて集約・総括を進めていきます。

　
委員の中から出た意見を付箋で色分けし、分類してタイトルをつけました。

・付箋の色
　青→デメリット、緑→メリット、赤→デメリットに対する解決策
・意見の分類
　写真関係　学習関係　コミュニケーション　通学関係　ルール案　その他

スマートフォン（携帯電話）の取り扱いについての方針が定まってきました。
話し合いの途中経過を廊下に掲示しています。

　12月7日（木）期末テスト明けの朝、PTAの方々と並んで生徒会のあいさつ運動を実施しました。
　寒い中でしたが、元気よく笑顔であいさつを交わし、気持ち良く一日のスタートが切れました。