目標「地域で科学、地域を科学」
部員数3年生:7名   2年生:11名   1年生:4名
活動内容丹後地域の歴史文化・地域社会,自然・生物を研究する
活動時間平日放課後に探究活動 土曜日または日曜日にフィールドワーク
顧問多々納 智  橋本 学  河内 知己  安見 孝政  下西ノ園 結太
活動実績「第10回全国高校生歴史フォーラム」優秀賞・審査委員特別賞(2016年)
「第11回全国高校生歴史フォーラム」優秀賞・知事賞(2017年)
「第12回全国高校生歴史フォーラム」佳作(2018年)
「第5回全国ユース環境活動発表大会近畿大会口頭発表」先生が選ぶ特別賞・優秀賞(2019年)
「日本森林学会第8回高校生ポスター発表(オンライン)」最優秀賞・特別賞(2021年)
「京都サイエンスフェスタ」
 部員より一言「『ホンモノ』を感じろ」をテーマに、毎日の研究活動や休日のフィールドワークを中心に活動しています。さまざまな「発見」が「フシギ」に変わり、それを自分なりにつきつめることが何より楽しいです。
 
フィールド探究部情報
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2022/01/19new

日本自然保護大賞2022【大賞】受賞決定!

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 令和4年1月17日(月)、公益財団法人 日本自然保護協会から日本自然保護大賞2022について発表があり、フィールド探究部が「日本自然保護大賞2022【大賞】子ども・学生部門」を受賞することが決定しました。
 「丹後を駆けるF探のチカラ ー 地域の宝を探し、伝え、作り出す」をテーマとして、これまでの巨樹調査や、在来タンポポの分布調査、大手川と人・地域をつなぐ活動についてまとめてきました。昨年までは入選でしたが、今回、大賞をいただくこととなりました。
 今後も地元地域と連携しながら探究活動を進めていきます。

【日本自然保護大賞HP】 https://www.nacsj.or.jp/award/index.php
15:00
2022/01/12

雪山スノーシューウォーク体験

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 令和4年1月9日(日)、1・2年生5人が宮津市上世屋地域で雪山スノーシューウォーク体験を行いました。山中では昨年末の大雪が1m程度残っていましたが、普段は笹で歩きにくい山中をスノーシューを履くことで自由に進むことができました。白銀の世界では動物の足跡や樹木の芽吹きなど、様々な生物痕を観察しました。
 冬場は天候不良でフィールドワークに取り組みにくい日々が続きますが、様々な発表会へ向けたまとめを行いながら、天候が良いときには外部での活動に取り組んでいます。

  
11:30
2021/12/21

人、川、ハッピー~大手川探検隊~

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 フィールド探究部の大手川探検隊です。大手川を宮津の人に好きになってもらうことを目標に、日々親水公園を作ったり、川で魚を獲ったりしています。私たちの研究について紹介します。

 私たちが生まれた平成16年。台風23号が宮津を襲いました。宮津を走る大手川の氾濫が大きな水害をもたらしたとされています。覚えていらっしゃる方も多いかもしれません。その後行政による護岸工事で安全にはなりました。しかし、高い堤防に囲まれた川に地域住民の意識は離れていったのではないか、と私たちは考えています。現に、物心ついてから川で遊んだことはありません。自然と触れ合う場所というより用水路としての印象が強く、管理するのは行政や大人だと思っていました。
 しかしそれでいいのでしょうか。川の自然を知らないのはもったいないし、危険性を知っておかないといざという時に逃げられません。普段、見向きもせずにいた川を調べてみたら知らない魅力に気づくかもしれない。そんな思いから活動を始めました。

大きな柱は3つ。
1.行政が作りかけていた親水公園を再生させること。
(生き物の多様性と住民の安全を両立できる川にする)
2.生息する生き物を調べてお魚図鑑などを作り宮津の人にPRすること。
3.住民アンケートを実施、過去の人と川の関係を調べること。


1.行政が作りかけていた親水公園を再生させる
 現在の福田橋付近には丹後土木事務所と住民が一緒に考えて作った親水公園があります。
  子供副読本「大手川改修」(HTML版)/京都府HP(pref.kyoto.jp)より
 しかし、長年管理されていなかったことによって、背丈を越えるような草が生え、ごみが流れ着き、子供が遊べる場所どころか入りづらい場所になってしまいました。
 そこで、私たちはこの場所を再生させ、色々な世代の人が川の自然と触れ合えるような公園を企画しました(下図)。デザイン案には住民の方のアイデアを取り入れました。

 実際に令和3年8月11日に親水公園近くにお住いの14名の方と草刈りをして親水公園の対岸をきれいにしました。刈払機を使って1日だけで草を刈り取っていただきました。鎌を使って手動で地道に草を刈っていた私たちにとって本当にありがたかったです。この場をお借りして感謝申し上げます。

 また、興味を持って話しかけて下さったり、時には、ジュースをいただいたりしたこともありました。私たちのような人が増え、地域住民の川へ関心が呼び戻されるよう活動していきたいです。

 コロナ禍のため、地域の方と協力して活動できたのは、8月11日の一度きりでしたが、これからも協力していただけるように私たち高校生も考えていきたいです。

 大学の先生や学生の方に7月31日から8月1日にかけて、池づくりの活動に参加していただきました。
 池づくりの方法ですが、まず上流側から下流側まで溝を掘ります。次に土のうに掘った土を入れ、主流の流れをせき止めます。すると溝の上流側と下流側で水位差ができ、水の浸食作用により削られた土砂が運ばれ、自分たちで掘らなくても溝が広く深くなっていきます。堰き止めて水位が上がった川の上にずっと浮かんでいたのはいい思い出です。
 さらに、土のうや小石には環境を変える力があります。専門用語ではバーブ工といいますが川の流れに逆らうように並べると、付け根付近では渦を巻いた流れができ砂がつもります。先端部分の流れは速くなり、砂が削れていきます。設置場所の少し下流では速い流れとゆっくりした流れが混在し、複雑な環境が生まれました。後にも書きますが大手川は護岸工事後、瀬がなくなったと考えられます。この方法で瀬を作り、減少した生き物を呼び戻すことができるかもしれません。もともと川の中にあったものを使っていますし、流水量が上がれば、埋もれたり流れたりするので、環境にやさしく安全です。
 大学の先生にこれらの知恵をいただいたとき、私たちは半信半疑でした。しかし、実際は自分の想像と異なりいとも簡単に変化をつけることができました。驚きと同時に、考え方次第で効率よく仕事ができることに面白さを感じました。


2.生息する生き物を調べてお魚図鑑などを作り宮津の人にPRする
 活動を始めるにあたり宮津の人に川をPRするにはまず自分たちが川について詳しくないといけないと感じました。また、護岸工事によって大手川の生態系が変化したという私たちの仮説の検証も兼ねて生物調査を行いました。調査は上流から下流にかけて実施し、上流や中流ではタモや投網、下流では刺し網やもんどりなどを使いました。
 私たちの調査と行政が行ったものを比較すると、今まで確認されていたフナが捕獲できなかったことやハゼの割合が増えていること、カワムツの割合が減っていることなどが挙げられました。この変化は、護岸工事後川底に砂地が増えたことや川の中に瀬がなくなっているためだと考えられます。

 夏調査、秋調査を終え、現在は冬調査を残すのみとなりました。12月下旬に冬調査を終えた後、大手川のお魚図鑑作りを始めます。計画としては私たちが捕獲した魚の生態を載せた図鑑を手作りで制作したいと思っています。完成した図鑑を地域の保育所などに配り、川に興味を持ってもらうことが目的です。


3.住民アンケートを実施、過去の人と川の関係を調べる
 私たち高校生は川で遊んだことがなく、川に遊び場を作ろうにも、どんな魚がいてどのように遊ぶのかがわかりません。そこで私たちは住民アンケートで実際に遊んだことのある方の声を聞こうと考えました。まず上で紹介した親水公園の近くの住民の方にアンケートを実施し、約60世帯中41世帯の方々に返答をいただきました。捕まえた魚の名前や捕まえ方など多くの情報をいただきました。
 特にアンケートの最後の『子供たちに伝えたいこと、行政に伝えたいこと』という質問では多くの思いや考えを知ることができました。そこでは行政がもっと仕事をすべきだという旨の意見が多く、地域住民の川に対する意識は決して低くはないことがわかりました。関心は低いだろうと考えていた私たちにとって意外な結果でした。同時に川の管理は行政がするものだという意識が強いことも感じられました。


 行政の考えを知りたかった私たちは、川の管理を行っている丹後土木事務所の方にお話を伺いました。分かったことは治水管理をするお金があまりないことでした。住民の理想をすべてかなえられるほど、余裕はなかったのです。人口の減りが著しい宮津市ではそのお金もどんどん少なくなっていくでしょう。また、護岸工事をしても川は溢れてしまうということもわかりました。気候変動の起こる現在、これまで以上の水害が起こることは避けられません。地域住民の声と行政の抱える実情とのずれは、いただいたアンケートの回答に表れていると感じました。


最後に
 私たちは行政に頼りきるのではなく、自分たちにできることから川を管理し、安全を保ちながら豊かな自然を守っていきたいと考えています。草刈りや池づくりはおばあちゃんより高校生の方が早くできますが、高校生に昔の大手川の記憶はありません。地域に住む人がそれぞれの得意分野で川と付き合っていけば、行政の負担は減らせると考えます。実際に住民の方に昔の大手川について聞くと、皆さん喜んでお話していただきました。バーブ工を教えていただいた大学の先生には今後もサポートしていただけます。丹後土木事務所の方のお話はとても熱心で、専門的なことまで事細かに教えていただきました。一緒に活動をしている同級生は嬉々として川に飛び込み、魚を捕まえています。はじめは無関心だった自分たちのように川に興味がない人も多くいると思います。そんな人たちを振り向かせられるまで、私たちの冒険は続きます。

13:00
2021/07/29

巨樹測定3000本超え

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 令和3年7月24日(土)、1~3年生が上宮津地区(杉山)でフィールドワークを行いました。山中で杉を中心とした樹木の測定を行い、通算で3000本を超える巨樹(胸高幹周3m以上のもの)を発見しました。
 みんなで3000本を記念する人文字を作り、巨樹をバックにして写真撮影しました。今後も1・2年生を中心に、4000本を目指して丹後での巨樹探しを続けていきます。

 
 
12:00
2021/05/06

「海の京都・丹後の巨樹ものがたり」贈呈式

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 令和3年4月30日(金)、「海の京都・丹後の巨樹ものがたり」贈呈式が行われました(主催:京都府丹後広域振興局)。これまで丹後地域においてフィールド探究部が行ってきた巨樹調査をまとめ、丹後地域の約8割を占める森林の魅力を広く府民の皆様に知っていただくために「巨樹ものがたり」が発行されました。
 今回、「巨樹ものがたり」を50冊贈呈いただきました。部員たちが行ってきた巨樹調査が1冊の本として成果物になったことに加え、これまでの探究活動を後輩たちに引き継ぐためのマイルストーン(要石)になったことでしょう。
 贈呈式では、部長の松田健吾さん(3年生)が代表として「巨樹ものがたり」を受け取り、和田庄世さん(3年生)がお礼のことばと活動報告を述べました。また、顧問の多々納智教諭からフィールド探究部のこれまでの活動の経緯を報告しました。
 今後も丹後半島を始めとする京都北部を舞台に、地域の方々と繋がり、地域で探究活動を行っていきます。

 
 
16:30
2020/08/04

上宮津・杉山フィールドワーク(KBS京都様によるTV取材)

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 令和2年8月2日(日)、1~3年生の15人が上宮津地区(杉山)でフィールドワークを行いました。地元地域の方に御案内いただき、杉山がどのように整備されてきたかを学びました。上宮津地区では数千本の杉が育ち、この中で数百本が巨樹に該当すると考えられ、樹齢としては200~300年、長いもので500年になると推定していると聞き、校舎から見える杉山の悠久なる歴史に想いを巡らせました。この後、巨樹(胸高幹周3m以上のもの)に該当する杉の測定を行い、通算で2500本目の巨樹となりました。
 なお、本日のフィールドワークの様子をKBS京都様に取材いただきました。下記の予定で放映されます。ぜひ御覧ください。
 KBS京都 newsフェイスplus
 ふるさと『宮津高校・宮津天橋高校フィールド探究部 丹後半島の巨樹調査!』
 8月20日(木)17:45~

 
 
 

14:30
2020/06/30

令和2年度 本格的に始動

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 令和2年6月28日(日)、1~3年生の13人が丹後半島を舞台にフィールドワークを行いました。午前中は成相山や京都府立丹後郷土資料館を訪問しました。丹後郷土資料館では稲穂将士様から展示について解説いただき、丹後の歴史文化について学びを深めることができました。午後からは宮津市上世屋地区を訪れ、放棄棚田を活用した畑の様子や、丹後縦貫林道を観察しました。
 1年生の5人にとっては本格的なフィールドワークの開始であり、これまでフィールド探究部が活動してきた跡を肌で感じてくれたことと思います。今年度も丹後半島を始めとする京都北部を舞台に、地域の方々と繋がり、地域で探究活動を行っていきます。

 
 
 
 

10:00
2019/02/25

今年度の活動報告

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 平成31年2月17日(日)午前、宮津市日置の金剛心院様の御協力を得て、御本堂において報告会を開催させていただきました。フィールド探究部の生徒および教員がこれまでに宮津市上世屋地区を中心に活動をしてきた内容や今後の活動予定について、生徒の司会進行のもとで発表を行いました。

 
 

 始めに1年生が今年度、上世屋地区において取り組んできた活動や在来タンポポの分布に関する研究内容について概要を報告しました。その後、3年生からは棚田を活用した夏野菜作りや森林問題に関する報告を行い、これまでの学びを通して自分自身の将来像を見出し、大学卒業後には丹後地域で活躍したいという夢を語りました。

  

 次に、フィールド探究部顧問である多々納教諭から、丹後地域における巨樹調査の概要を解説しました。巨樹とは胸高(130cm)で樹木の周径が300cm以上ある樹木をいいます。現在の巨樹は、人が踏み入れられない山中や寺社仏閣に多く存在し、地域の自然環境の豊かさを示す指標であると考えられ、丹後地域の保全されるべき財産であると話しました。



 この後、フィールド探究部顧問である橋本教諭からは、戦国時代における宮津を取り巻く状況を解説しました。現在の巨樹がその当時に芽生えたのではないかと想像しながら、明智光秀を父に持つ細川玉子(ガラシャ)がなぜ味土野地区(京丹後市弥栄町)に幽閉されたのか、またどのように時代が変動したのかについて話をしました。



 多くの地域の皆様に御来場いただき、会場である御本堂が一杯になりました。高校生がどのように学びを深め、丹後地域の将来展望を考えているかを地域の皆様にお伝えすることができたと思います。「地域の方々との交流を深めながら、丹後地域の自然や歴史に学ぶことができる良い機会であった」との感想をいただき、今後も「里山の日常を珍しいものとせず、体験したことや得た価値観を広く伝えてほしい」との御意見をいただきました。
 快く会場を御提供いただきました金剛心院様、また御来場いただきました地域の皆様にお礼を申し上げます。今後とも御支援、御指導をお願いいたします。

フィールド通信を御覧ください。→fieldnews.pdf


12:00
2019/02/19

ポスター発表会・コウノトリの郷公園訪問

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 平成31年2月9日(土)午後、兵庫県立豊岡高等学校において「豊高アカデミア~探究・課題研究発表会~」が開催され、フィールド探究部が参加してポスター発表を行いました。
 「丹後における各種タンポポの分布と繁殖能力」、「NaClが植物の生育に及ぼす影響」との内容でポスター発表を2本行いました。宮津市上世屋地区において発見した在来種であるタンポポの種子を持ち帰り、校内で質量や落下速度について西洋タンポポとの比較を行いました。また、学校近辺の大手川は海水が入ってくる汽水域となっており、そのような環境で植物は生育するのか興味を持ち、様々なNaCl濃度においてケイヌビエが発芽するのか実験を行いました。実験等の結果をまとめて考察した内容を来場者に伝え、質疑応答をすることができました。
 


 また、午前中には兵庫県立コウノトリの郷公園を訪問しました。学芸員の北垣様からコウノトリの生態について解説いただき、たくさんのコウノトリを間近で観察することができ、学びの多い1日となりました。
 
12:00
2019/02/01

フィールド探究部 活動報告会(御案内)

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 平成31年2月17日(日)、これまで宮津市上世屋地区を中心に活動をしてきた内容について、日置地区の金剛心院様の御協力を得て、御本堂において報告会を開催させていただきます。フィールド探究部の生徒および教員が以下の内容で発表します。地域の方々を始め、多くの皆様にお集まりいただき御指導を賜りたく、御参加いただきますよう御案内申し上げます。

 (1)里山が教えてくれたこと(生徒)
 (2)丹後の巨樹調査(生徒および多々納教諭、宮津エコツアーガイドの会)
 (3)丹後は「麒麟」をどう迎えたか!戦国丹後(橋本教諭)

 高校生が上世屋地区を舞台にどのように学びを深め、今後の将来展望に結び付けようとしているのか。また、教員がどのように生徒を支え、また研究活動に取り組んだかを発表させていただきます。地域の方々とつながり、今後の丹後地域の将来展望を考えていく時間を共有できればと願っています。

里山発表ポスター.pdf
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