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南丹市立美山小学校

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2017/09/04

「よむよむ」による 朝の読み聞かせ

| by 美山小N

二学期最初のよみきかせです。

1年生
「くまのこうちょうせんせい」
作)こんの ひとみ    金の星社



くまの校長先生は、毎朝元気に「おはよう!」と子どもたちを迎えてくれます。
いつも声が小さいひつじくんに、くまの校長先生は勇気を出して大きな声を出すようにアドバイスします。
ひつじくんは大きな声であいさつできるように一人で練習しますが、「大きな声」はひつじくんを悲しくさせるものばかりなのです。
夜ベッドで寝ているときに聞こえてくる、お父さんとお母さんのけんかの声・・・。
お母さんがひつじくんを叱るときの声・・・。
ある日、くまの校長先生は、病気で入院することになり、その後大きな声が出なくなってしまいました。
お医者さんや看護師さんが校長先生に「大きな声を出して」とは言わず、小さな声にじっと耳をすましてくれていることから、わかったことがありました。大きな声を出そうとしても、出せないときがあるのだと。
子どもたちからたくさんの手紙をもらい、校長先生は病院から学校へ通うことを決心します。
ひつじくんと二人で山に向かって歩きながら、大きな声を出すように言ったことを謝る校長先生でしたが、そのとき突然、校長先生の具合が悪くなってしまいます・・・。

理由があって弱っている人に、「元気出して」とか「頑張れ」と言うことが、その人にとってかえって重荷になることがあります。くまの校長先生は、病気になってそのことがわかったのです。また、ひつじくんは大好きな校長先生が病気になっても自分を応援してくれている姿を見て、自ら勇気を振り絞ることができたのです。

これは実話をもとにしたおはなしです。
末期ガンと宣告されながら弱り行く自分の姿を子どもたちにありのままに見せ、命の尊さ、生きる意味を教え続けた神奈川県茅ヶ崎市の浜之郷小学校の大瀬敏昭校長。
この姿は『命の授業』と呼ばれ、その授業の様子や、学校を変えて行く姿はテレビや新聞、雑誌などで紹介されました。しかし残念ながら大瀬先生はその後亡くなりました。
大瀬先生と交流のあったシンガーソングライター・こんのひとみさんが、大瀬先生の思いを物語にして、いもとようこさんのイラストで絵本化しました。

1年生にわかるかなぁ・・・と 思いましたが、「このお話は実際にあったことから作ったんだよ」というと「それを 動物でかいたのか」と かえってきて なにか 伝わるものもあったかな、と思いました。

2年生
「フワフワ」
作)おおなり 修司    絵本館



フワフワと舞うダチョウの羽根が巻き起こすとんでもない珍事件!
ああっ、あんなものまでフワフワと!

文章はオノマトペのみで 迫力のある絵で 楽しめます。

ナンセンスなおかしさは2年生には伝わりにくいかもしれませんが、絵をみてるだけで可笑しいって感じでよろこんでくれました。

もう一冊は
「くんくんくん これはどなたのわすれもの?」
作)はやし ますみ   岩崎書店



あずかりしょ受付のおじさんがくんくんにおいをかいでいると羊や、コウモリや、いろいろな生き物が
「それ!ぼくのですー。さがしてたんですー」
「は~ たすかりました~」
「よかった これがないとねむれないんです」
と、汗をかきかき、とりにやってきます。
あずかりしょの一日の仕事がおわり、看板をしまう夕暮れどきまで……。

これは 誰のかな? と 想像する楽しさ。
かんたんにわかるものからちょっとひねったものまであり、低学年にはぴったりの絵本ですね。
こどもたちも 落とし物があったら くんくん臭いで持ち主をさがします。
さすがに美山小学校に統合してからは人数も多くなったので におってもわからないとき、外れの時 ありますけど 以前は びっくりするぐらいあたっていました(笑)

3年生
「おさんぎつね」
作)折口 てつお  教育画劇



いたずらもののキツネを 和尚さんとちんねんが知恵を絞って懲らしめます。
「ほとけさまはいつも線香を焚いて鐘を鳴らすと
こっくりこっくりゆれなさるんですよね。」
そのことばにひっかかって、首を振ってしまうおさんぎつね。
とうとう捕らえられてしまいます。
でも、今回限りだぞと許してもらって
その後イタズラをしなくなったという結末です。

許してもらったからもうしない。
許す方にも許される方にも温かさが感じられます。

4年生
「ちいさいきみとおおきいぼく」
作)ナディーヌ・ブラン・コム     ポプラ社



おおきいオオカミは、ずっとひとりでした。ひとりが、あたりまえでした。
ある日そこに、ちいさいオオカミがやってきたことから、おおきいオオカミは初めての気持ちをたくさん知り、世界は色づきはじめるのです……。
だれかとともに生きる喜びとぬくもりを伝える、フランス生まれの心あたたまる物語。

静かに聞いてくれました。
内面的なお話なので どのように感じてくれたか気にはなりますが、すぐには自分でもわからない、言葉にできない気持ちもあるし 誰かの心にすこしでもこういうお話をきいた、ということが 残ってくれたらいいなぁと 思っています。

5年生
「まさかおさかな」
作)フェイ・ロビンソン     BL出版



エリザベスはおさかながだいすき。
土曜日には水族館に出かけ、おさかなの絵を描いたり、タコにエサをやったり。
だけど、家でエリザベスが飼っているのは、グッピーがいっぴきだけ。
もっとおさかなが飼いたい! でも、ママやパパはエリザベスの話を真剣に聞いてくれません。そんなある日、エリザベスが手を洗っていると、水道からマスが飛び出してきたのです!次の日にはヒラメ、そしてくじらの赤ちゃんまでも……!

学校で メダカや鯉などを水槽で飼っていて 休み時間には みんながのぞいているので お魚つながりで読みました。

蛇口からお魚が出てくる、という発想がおもしろいおはなしですが、親がこどもの言うことをちゃんと聞いてくれない背景はありがちで 親としては ちょっぴり反省してしまう絵本かも。

6年生
「桃太郎が語る 桃太郎」
作)クゲ ユウジ    高陵社出版



「昔々あるところに…」でおなじみのスタンダードな昔話は決まって3人称、いわゆる「天の声」でえがかれています。
3人称から1人称へ。客観から主観へ。
もしあの童話の主人公が自らの口で語ったら。
その額にカメラがついていたら――「1人称童話」はそんな発想のちょっと変わった絵本です。
えがかれるのは、3人称のナレーションでは語られない、主人公の「たとえば」の胸の内。
他者である主人公の視点から物語を体験する1人称童話は「まなざしと気持ちの絵本」といえるのかもしれません。

単純に 意表を突いて面白いだけでなく 視点を変えて ほかの立場の気持ちを想像してみることは 日常においても大切なことだなぁ、と 改めて思いました。
音楽と電子黒板の映像効果も楽しんで聞いてくれました。
09:48 | 読み聞かせ