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南丹市立美山小学校

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図書室から本のこと、読み聞かせのこと、言葉にかかわる話題などお伝えします!!
 

日誌

図書室からのお知らせ
12345
2020/02/17

「よむよむ」による朝の読み聞かせ

| by 美山小N
1年生
「おおきなおおきな木みたいに」
作)ブリッタ・テッケントラップ   ひさかたチャイルド

みんなの心の中に育つやさしい気持ちを一本の木に象徴させて描いた作品。
「あっち行け」とか「嫌いだー」とか言ったらどうなる?
二人の間に見えないギザギザができちゃう。
「いっしょに遊ぼう」とか「こっちへおいでよ」とか言ったらどうなる?
二人の間に楽しいことが生まれる!
ページをめくるたび、左の場面では縦長の穴が、右の場面では同じ形の木の幹が浮き上がる、しかけ絵本です。
 

読み終わって 楽しいしかけをよく見たくて 本に集まって来ました。
本を触って もう一度じっくり楽しみました。

2年生
「がいこつさん」
作)五味 太郎   文化出版局

がいこつさんが目をさましました。
忘れていることを思い出そうと街中を歩き回って、最後にデパートのトイレで……。
かわいいがいこつさんのお話です。

 

がいこつさんが忘れてることって 一体なんだろう ? 
一緒に考えてくれながら楽しんで 最後は ほのぼのとしたオチでした。

3年生
「すごいね! みんなの通学路」
作)ローズマリー・マカーニ    西村書店

世界のさまざまな地域に住む子どもたちは、どうやって学校に通っているのでしょう。

てくてく歩いて?
バスや車に乗って?
学校まで、とても遠い道のりを歩かなくてはならなかったり、
自分の机や、飲み水の入った重いたらいを、運んでいかなければならないこともあります。

 

この本には 自然災害や、川の急流、けわしい山道、高いがけにも負けず、

毎日懸命に学校へとむかう世界中の子どもたちの写真が収められています。
「学ぶのは楽しい」「友達にも会える」「だから学校へ通うんだ」……
そんな彼らの気持ちが伝わってきます。

自分たちとはまったく違う環境でだけど 「通学路」という共通項により 子どもたちの関心が一気に深まります。
写真から 世界の子どもたちの状況を想像し、いろんな感想を言い合いながら 楽しく聞いてくれました。

4年
「ぴのちゃんとさむさむねこ」
作)松丘 コウ   PL出版

寒空のなか、道でうずくまっているねこに出会ったぴのちゃん。
ねこは、毛皮が焼けて寒くて動けなくなってしまったといいます。
ぴのちゃんは、ねこをあたためてあげようと…。
あたたかい物語に、やさしい色合いの絵がぴったりです。

 

カワイイ絵だけど 意外な展開に「えっ!」と びっくりです。
男の子がクスクス笑っていました。

5年生
「たべものやさん しりとりたいかいかいさいします」
作)シゲタ サヤカ    白泉社

商店街で「しりとり大会」開催!おすしやさんにパンやさん、ラーメンやさんチーム…優勝はどのお店!? 笑い&涙ありで、心も満腹に!

 

「しりとり絵本」ですが、食べ物をコンセプトにして、しりとりをしていくカタチになっています。
ちょっとひねりも入っているので みんな一緒に考えて しりとり大会に参加してくれました(笑)
擬人化された食べ物たちが実に愉快で、イラストを見ているだけでも楽しい気分になります。
この絵本 全学年楽しめるなぁ。

6年生
「クマと森のピアノ」
作)デイビッド・リッチフィールド    ポプラ社

ある日、こぐまのブラウンは森のなかで、「へんてこなもの」を見つけます。やがて、ブラウンはへんてこなものを弾けるようになります。
偶然通りかかった人間の女の子とお父さんがブラウンの奏でる美しいピアノの音楽を聞きます。ブラウンはふたりと一緒に町へ行き、ピアニストとして大成功をおさめました。
でも、ブラウンは森と、友だちと、森のピアノが恋しくなり・・・。

 

スケールの大きな設定、それでいて心にじんわり響く物語。絵もとっても素敵。
イギリスで話題の絵作家さんによるお話を 俵万智さんが翻訳しました。
シンプルな言葉の中から色々な種類の音が聞こえてくるようで、静かにじっくりと味わいたくなる1冊です。









17:50 | 読み聞かせ
2020/02/10

「よむよむ」による朝の読み聞かせ

| by 美山小N

1年生
「だいこんのおと」
家の光 創作童話
作)平井 美里

ちょうど大根の種をまいて 収穫した1年生なので 自分の体験とかさなって 興味深く聞いてくれていました。



「おむすびころりん」
作)いもと ようこ



2年生

「おならまんざい」
作)長谷川 義史   小学館

「いも くったら おなら でた。」…と思ったら、出てきたおならがしゃべって、しかも「ぼくと まんざい せえへん?」と誘われて、おならとコンビを組んで漫才をすることに!
コンビ名は「ラッキーこいたでてきた」でいこう! ってどんだけあほな話やねん。
流れるような関西弁で繰り広げられる、これでもかこれでもかという、おならダジャレの数々! くだらなすぎて笑っちゃいます。

 

最初 笑ったらだめかも・・・と 思っていたのか まじめな顔できいていたので
「おかしかったら 笑ってもいいよ」と 声かけたとたん 顔の力も抜けたようで みんなにこにこゲラゲラでした。

「はらぺこあおむし」
作)エリック カール



誰もがよくよく知っている絵本ですね。
このお話 歌になっていることは ご存じですか?  こどもたちは歌もよく知っていました。
食べたものの場面を歌うと みんな一緒に歌ってくれました。
大型絵本でしたので やっぱり 迫力があって 楽しいです。

3年生
「おおにしせんせい」
作)長谷川 義史   講談社


一時間目のはじめ、おおにしせんせいが「きょうはいちにち図画工作」といいだした。
ふでや、ふであらい、パレットの使い方も、いままでとぜんぜんちがう。
そして、さっさと絵をかいて友だちと遊ぼうと思っていたぼくは、先生からの一言で心が動き出し……。
すばらしい先生との大切な出会いは、一生の宝物。
著者自身の体験を基に、心を込めて描いた絵本です。

 

担任の先生の話だったので みんなの担任の先生はどんな先生?って聞いてみました。

にこにこしながら「こわい」「でも おもしろーい」「100均でいろんなもん買ってくれる」などなど いっぱい出てきました。みんな 担任の先生が好きなんだなぁ。
この絵本のお話も 気に入ってくれた様子でした。

4年生
「こんこんさまにさしあげそうろう」
作)森 はな   PHP研究所

「のせぎょう」という、えさが最も乏しくなる大寒の夜に、キツネやタヌキなどの山に住む動物に食べるものを施し、動物達が悪さをしないよう考えられた年中行事を題材にした本です。
何日も雪が降り続いて、食べ物が底をついたキツネの母と子。寒くてお腹がすいた子ギツネは、泣きながらお母さんキツネの胸の中で眠ってしまいます。母ギツネは村の鳥小屋を襲おうと決心しますが、犬にほえられて断念。池も凍っていて魚も取れない。諦めて母ギツネが穴に戻って見たのは、子ギツネが枯れ葉をくわえ、泣いて眠ってしまった子ギツネの姿。
でも、そんな時、村はずれのお稲荷様から、「こんこんさまにさしあげそうろう」という子供達の声が聞こえてきます。
丁度、のせぎょうの日だったのです。母ギツネは「ありがたい」とお稲荷様に手を合わせ、お供え物のあずきめし、あぶらあげ、かわじゃこを持って帰り、子ギツネに食べさせます。

 

昔話を読むときに 昔の行事とか風習など 今のこどもたちにはピンとこない場面があります。それをどう理解してもらうかは いつも考えるところです。
今回 はじめに節分の行事の話をしました。柊の葉や鰯のことは 家でも語られる機会があるのでしょう、知っている子もたくさんいました。
今では単に行事となっていることも もともとは 病気や災いから守る、などの意味があって始まったことだという話をしました。

この本を読んで、最近、民家まで下りてきて畑を荒らし、射殺されるクマ、捕獲される鹿や猿などを思い出しました。昔の人達は、動物達の生を尊重することが自分達の生活を守ることだと判っていたので、こういった行事をしていたのでしょうね。

5年生
「みずとはなんじゃ」
作)加古 里子   小峰書店

 

あさ おきて、かおを あらう みず。
うがいを したり、のんだりする みず。
みずとは、いったい どんな ものなのでしょうか?
暮らしの中で出会う水を通して水の不思議な性質を知り、自然環境に目を向けるきっかけとなるような、科学する心をはぐくむ絵本。
かこさとしさんが手がけた最後の絵本。

最初に みんながよく知っている かこさとしさんの「だるまちゃんとてんぐちゃん」「からすのパン屋さん」などを紹介しました。

かこさんの科学絵本は 子ども向けとはいえ こどもたちに正しい知識を伝えたい、という 思いから 内容はかなり詳しく ちょっとむずかしいものもあります。
それでも 絵があることで 興味をもって深めていけるのが 絵本のすばらしいところですね。

6年生
手枕いろりばた昔話より
「雪もぐら」
作)むらかみ ゆきひこ

 

美山町を訪れた大阪のむらかみさんが 美山の各地域に残された自然や建築物などから創作した民話です。
09:27 | 読み聞かせ
2020/02/06

みんながみつけた「おはなしのたね」

| by 美山小N

12月に 絵本作家のはせがわさとみさんを迎えて ワークショップ「おはなしのたねをみつけよう」が開催されました。
そのときに作った こどもたちの作品を 図工室前に掲示しました。



当日は短い時間でしたが 空想の世界に想いをはせて 楽しんで創造したものは どれも力作揃いです。
はせがわさんも こどもたちの発想のおもしろさに感心して 触発されたようでした。

  

はせがわさんに 掲示用に 何人かの作品を選んでもらおうと 全員の作品を見ていただいたのですが「どの作品も とっても素晴らしく 選ぶことはできません! ぜんぶ 掲示して欲しい」とのことでしたので 全員の作品を掲示しました。
 
  

このことをきっかけに お話作りに興味を持った子もいたようです。
12:20 | その他
2020/02/03

「よむよむ」による朝の読み聞かせ

| by 美山小N

1年生
「おでんのおうさま」
作)山本 祐司      ほるぷ出版

お鍋の一番人気のおでん。
がんもに、だいこん、ごぼうてん……。おでんだねたちが「おれが おうさまだ!」と、さわぎだしました。
基本のおでんだねだけでなく、静岡の黒はんぺん、金沢の車麩、最近人気のトマトなど、お気に入りのたねを見つけるのもとても楽しいです。



家のおでんに何をいれる? とか 何が好き! とか で楽しく盛り上がりました。

2年生
手枕いろりばた昔話より
「照姫きつねと大トチの木」
作)村上 ゆきひこ

子狐の頃から村に住む照姫狐は嫁入り行列をして嫁にいきます。

あるとき 岩に足をはさまれた照姫狐と その子どもたちを村人が助けます。
村を大飢饉が襲い 食べるものが全くなくなってしまった時、 照姫狐のおかげで たくさん実をつけた大きなトチの木が村の真ん中に突然現れ、おかげでみんな生き延びます。

知井の北村に大トチの木と お稲荷さんのお社があります。
そこから 創作した昔話。

 

きつねの嫁入り行列は カラスウリを提灯にするのです。
いまの季節 カラスウリはもうないのですが、今年は温かいせいか たまたま見つけたので こどもたちにも見てもらいました。


3年生
「まんまるダイズみそづくり」
作)ミノオカ・リョウスケ     福音館書店

お味噌汁のお味噌って何から作るの? そんな疑問から、子どもたちがお味噌づくりに挑戦します。
お味噌汁のもととなるのはダイズ。秋に収穫したダイズを柔らかく煮てすり潰し、塩と麹を混ぜ合わせましょう。麹がダイズをお味噌に変身させます。このお味噌のもとを樽に詰め、待つこと半年以上……美味しいお味噌の完成です!

 

今週の金曜日に 3年生と一緒に味噌造りをするので その事前学習もかねて 絵本を紙芝居にしたものを読みました。
みんな 実際に自分たちが体験するとわかっているので しっかりと集中して聞いてくれていました。

4年生
「おしっこちょっぴりもれたろう」
作)ヨシタケ・シンスケ    PHP研究所

ぼくは、パンツにおしっこがちょっぴりもれちゃうから、いつもお母さんに怒られる。

でも、いいじゃないか。ちょっぴりなんだから。
パンツをはいたらわかんないんだから。



ちょっぴりもれちゃうだけでなく 誰にいうでもない日常のちょっとした困りごとアルアルに 共感できて みんなうれしそうでした。

5年生
「狂言えほん せつぶん」
作)もとした いずみ   講談社

今日はちょうど節分です。

節分の夜。「蓬莱が島」から、鬼が日本にやってきました。
鬼はひと休みしようと、一軒の民家を訪ねます。そこでは女が1人、留守番をしていました。女は怖がって、鬼を追い払おうとしますが、鬼のほうは美しい女に一目ぼれして、言い寄ろうとします
。しかし女に冷たくされ、鬼はついに泣き出してしまいました。
それを見た女は、本当に自分のことが好きならばと、宝物を要求します。
鬼は喜んで宝物を差し出し、すっかり亭主気取りですが、女は急に豆をまきはじめ……。



大きな体と強い力、強面の鬼が、心をうばわれた弱みでやけに人間くさくなってしまい、逆に弱いはずの女が、心に卑しい鬼の姿を表していくようです。
悪いものの代表のように例えられがちな「鬼」ですが、もともとはそれほど悪いわけじゃないお話も案外多いようです。

6年生
「おかしだーれ?」
作)よねず ゆうすけ    講談社



小さい子向けの仕掛け絵本ですが、読みたい絵本につなげる導入として読みました。

「あめだま」
作)ベク・ヒナ    ブロンズ新社

文房具屋でドンドンが見つけたのは、6つのあめだま。
部屋で1つ食べると、「リモコンがはさまって痛い!」とソファの声が聞こえてきた!
 もう1つ食べると、今度は犬のグスリが話しはじめて......
あめだまを通して周囲の愛に気づいたとき、ひとりぼっちの少年におとずれた変化とは? 心あたたまる成長の物語。



長谷川義史さんの関西弁のリズムも心地よく、ストーリーも絵もとても楽しくて それでいて じーんと心にひびくよい絵本です。




09:24 | 読み聞かせ
2020/01/27

「よむよむ」による朝の読み聞かせ

| by 美山小N

1年生
「くだものだーれ」
作)よねず ゆうすけ    講談社

 

くだものにかくれんぼしてるのは、だーれ? 
だれがかくれているのか、みつけられるかな? 
あてっこ遊びが楽しいしかけ絵本。

「ねずみのよめいり」
作)いもと ようこ      金の星社
 
 

せかいで一番えらいのはだれ?かわいい娘のために、世界一のお婿さんをさがし始めたねずみの夫婦。
太陽や月、雲や風などに会いますが、みんな「自分が一番ではない」と言います。結局、娘が結婚したのは…。

昔話の定番のようなお話だったのですが、そういえば 最近はあまり聞かれない気がします。

2年生
「まめざらちゃん」
作)あさの ますみ     白泉社

まめざらちゃんは、ちいさなかわいいお皿。
まわりのお皿のなかまたちのように、ごちそうを盛りつけられてみたいのに、いつもおしょうゆや調味料ばかり注がれて、しょんぼりの毎日。
でもある日、お皿の持ちぬしのダダさんのところにお嫁さんがやってきて……。

 

絵本をめくってすぐに登場するのは、あたたかそうなラーメン。
それにつづいて、ナポリタン、シチュー、親子丼。
みずみずしいツヤ……ほわほわとたちのぼる湯気……
そして、おいしそうにほおばるダダさんの表情……
読んでいるだけで、香りまでただよってきそうなほどリアルなイラストが……うっ、胃袋直撃!

それとは対照的に、ダダさんやお皿たちのキャラクターはかわいらしくデフォルメされていて、そのコントラストも魅力的な絵本です。

くわえておもしろいのは、背景のイラストや食卓にならんだメニューの種類に、ダダさんのリアルな生活が感じられるところ。
なんてったって、パスタだの、フライドポテトだの、ラーメンだのが並んでいたダダさんの食卓に、結婚してはじめて山盛りのサラダが登場するんですから!
それに、実は結婚する前からピピさんの存在を感じる小物があちらこちらに。
語られていないふたりの時間がそうしてイラストに込められているのも、絵本の楽しみのひとつです。

3年生
「おならをならしたい」
作)鈴木 のりたけ     小学館

 

おならの音を出すのって、意外とむずかしい。
なぜ音が出るのか?なぜ「おなら」というのか?等々、子どもたちにとって、たまらなく興味深い話が展開していきます。
しかも、ただおもしろいだけでは終わらないのがこの絵本。読み進めていけば、おならの出る仕組み、音の正体など、いつの間にかいろいろなことがわかってしまいます。


4年生
「1つぶのおこめ」

作)デミ   光村教育図書 

けちな王様をこらしめよう! 算数のひらめきで村を救った女の子のお話。
1つぶ、2つぶ、4つぶ、8つぶ……。30日目には、何つぶ? 
インドの昔話を細密画風に描いた楽しい絵本。

 

倍にしていくと30日で全部で10億以上になるとは!!
計算上ではそうなのですが、大人でも ピンとこない壮大な数。



左右に広がる大パノラマのイラスト(256とうのゾウが米袋を運んでいる)に「えーっ!」と 驚きの声が上がりました。


5年生
「みどりのふね」
作)クェンティン・ブレイク     あかね書房

お屋敷の庭で、植木を刈りこんだ「船」をみつけたぼくたちが、さっそく乗船してみると……。少年の日の夏の輝きを描いた大型絵本。

 

季節外れではありますが 想像の力で冒険の世界に入り楽しめる、そんな わくわく感が素敵だなぁ、と思い 選びました。
空想の世界で遊ぶためには、遊んでいる自分を見つめるもう一人の自分の存在を無視しなければ、夢中になれません。
幼い子どもでも、なかなか恥ずかしがってできない子もいます。
大人でも、どっぷり浸かれるトリティーガさんのような人も入るんですね。
主人公姉弟のジャングル探検が、世界航行へとお話しが飛躍していくプロセスが楽しいです。

6年生
「はるのカスタネット」
作)よしだ あつこ    鈴木出版

 

作者のよしだあつこさんは読み手のいとこにあたる方で 日吉町の出身です。 
今日は 彼女の絵本を持ってきて みんなに紹介しました。
よく知ってもらっている絵本もありました。
どれを読んで欲しいか聞いてみたら 一番多かったのが「はるのカスタネット」でした。

「けむしのおなら」
作)松村 正希    京都新聞出版センター  



あかちゃんの可愛らしいおならに始まって、ゴリラ、サイ、ゾウ、カバと、だんだん大きな動物にスケールアップしてゆき、おならを擬音で描写(これがまた可笑しいこと!)
文字サイズもボリュームアップしていき、いよいよってとこで 最後はちっちゃなけむしのおならは?
09:31 | 読み聞かせ
2020/01/20

「よむよむ」による朝の読み聞かせ

| by 美山小N
3学期になって 最初の読み聞かせです。

1年生
「マヤウルのおくりもの」
作)アン・マーガレット・ソウヤー     メディアファクトリー

ある森にマヤウルという妖精がいました。
マヤウルは、この深い森にひとりぼっちで住んでいます。
ある日 ひとりの女の子と友だちになり その子の友だちも一緒に楽しく過ごす日々が続くのでしたが こどもたちが大きくなると 森に遊びにこなくなって またマヤウルはひとりぼっちになってしまいます。
やがて 女の子が大きくなったとき マヤウルのことを思い出し・・・。

 

小さな子どもたちと妖精のお話なのですが 後半 しんみりと意味深い展開になってしまうので 読み終えても みんな「シーン・・・」としてしまいました。

ちょっと不思議な感じの絵本だなぁ・・・と思っていたのですが 実はこの絵本 「君が望む永遠」という人気のPCゲーム(アニメにもなった)のお話の中に登場する絵本が 実際の絵本として出版された物だったようです。

2年生
「ゆびたこ」
作)くせ さなえ    ポプラ社

今度1年生になるのに、指しゃぶりがやめられない私。ぜったいやめたいのに…。
ある日突然、親指のユビタコがしゃべった!?

 

表紙を見たとたん「指 すってるー」とか「すってたー」という声があがりました。
まだ2年生ぐらいだと 恥ずかしくはないようですね。

ゆびたこが顔になっていてしゃべるんです。しかも関西弁(笑) 
びっくりの展開だけど だんだんゆびたこが愛おしくなってくるから不思議です。
しんぱいしなくても、だいじょうぶ。ゆびたこが『おいしくない』と、おもうときが、きっと、きますから。
子どもたちの誰もが共感できるエピソードを、ユーモラスにあたたかく描いたお話です。

3年生
「いないいないばあ」
作)松谷 みよこ    童心社



あかちゃん絵本の代表作。覚えている子もたくさんいたようです。
ちっちゃな頃に戻った気分で いっしょに「ばぁ」って言ってくれました。
最後に登場するのがねずみです。ねずみ年の今年 ねずみの本を読む導入に使いました。

「としょかんねずみ」
作)ダニエル・カーク    瑞雲社

図書館ネズミのサムは本を読むのが大好き。
ある日、自分で本を書くことを思いつきました。
一生懸命書き上げて、こっそり図書館の棚に並べたら、大人気に。
でも、みんながサムに会いたいと言い出したから、さあ大変!

 

「なるほど!」こんな風にすれば楽しくなるよね、と 使ってみたくなる サムのアイディアです。
そして 自分でもお話を書いてみたいと 思わせます。
お話しを嫌いな子どもはいないのに、本を読むこと、作文を書くことが苦手な子どもはたくさんいます。
「お話しが好き!」それだけでいい。その気持ちを、そのまま真っ直ぐ表現すればいい。
ちいさな図書館ねずみのサムが、教えてくれます。
本を読むこと、書くことの楽しさを伝えてくれる絵本です。

4年生
「おかしなおきゃくさま」
作)パク・ヒナ     学研

ある雨の日、お姉ちゃんと留守番をしていたら、変な子どもが泣きながらやってきて… 
お天気のように機嫌が変わりやすい、おかしなお客さまが引き起こす大騒動!
 

登場人物たちのインパクトのある表情が 心をわしづかみにします。


5年
「クマと少年」
作)あべ 弘士    ブロンズ新社


かあさんのおっぱいをいっしょに飲んで、本当の兄弟のように育てられた少年とクマのキムルン。
いっしょに野の花で遊び、虫や魚をおいかけた。
キムルンが大きくなった頃、アイヌの人々にとっての最高神であるクマを天に帰す儀式、イオマンテがやってきて......。
山の神クマとアイヌの少年をめぐる壮大ないのちの物語。

 

アイヌの伝説は小さなヒグマの子と少年の、友情というよりは、兄弟愛のような世界を描いています。
本当であればイオマンテの夜に神に捧げられるはずであった小熊がひょんなことで森に帰ってしまう。やがて成長した少年はヒグマを神に返すべき、山深く入ってこのクマをさがすことになる。
さだめられて運命のもと、大きく成長した少年は愛するヒグマに矢を放つ。
最後は読んでいて 涙ぐんでしまいました。

6年生
「森のおくから」
作)レベッカ・ボンド    ゴブリン書店

これは、いまから100年ほど前に、カナダでほんとうにあった話です。
アントニオは、深い森にかこまれた、みずうみのほとりにすんでいました。
近くに子どもがいなかったので、アントニオの友だちは、はたらくおとなたち。
動物をさがして、ひとりで森を歩くことも好きでした。
ある夏、おそろしい山火事がおきました。にげる場所は、ただひとつ──みずうみです。人間も、動物も、必死に生きのびようとしたそのとき、アントニオの目の前で、思いもよらないことがおこったのです……。
人間と動物の思いがけない出あいを繊細に描いた、胸に迫る絵本です。

 

今 オーストラリアでは 何ヶ月も森林火災が続いているよねぇ、と話してみたのだけど そのことはみんな知らなかったみたいです。
09:46 | 読み聞かせ
2019/12/16

「よむよむ」による朝の読み聞かせ

| by 美山小N

1年生
「ヒメちゃん」
作)荒井 良二     小学館

宝物を探して旅する〈ヒメちゃん〉。でも、歩いているうちに宝物が何だったか忘れてしまいました。
果たして無事に宝物を見つけることができるのでしょうか?
 「ヒメちゃん絵日記」も入った、楽しい自分探し絵本です。

 

けっこう長いお話しでした。
たからものを探して旅をするヒメちゃんが、最後に宝物は友達だと気づきます。
よくあるお話しですが、ヒメちゃんのことを大好きなオージーがいい子なのと、ヒメちゃんの絵日記がいいですね。
ヒメちゃんの描く絵日記は 本当に7歳くらいの女の子が書いたかのような書き方で 親近感があります。
オージ君も何度もふられちゃうけれど、ヒメちゃんのことが大好きなのが伝わってきて応援して挙げたくなります。
なかなか見つからないけれど最後に見つかり、ハッピーエンド!

2年生
「ちょろりんのすてきなセーター」
作)降矢 なな    福音館書店

寒がりやのちょろりんは、ある日町で春のはらっぱ色のセーターを見つけます。お金をためて店にかけつけると、それはとかげ用ではなく……。
心まで暖かくなるとかげのちょろりんの物語。

  

電子黒板に映して 生演奏の音楽付きでした。
ウインドウ越しにみた、春の色のセーター。
そのセーターが、心から欲しくて、一生懸命におじいちゃんのお手伝いをしたちょろりん。かわいいですね。
とかげやへびが、冬の支度に行き交う小さな街の風景が楽しいので、 大きく映せて みんなにじっくり見てもらえて良かったと思います。

3年生
「モグラのねがいごと」
作)ブリッタ・テッケントラップ     BL出版

モグラは、毎晩ひとりで星をながめていました。あの星たちがぼくのものになったらいいのにな。
すると目の前にはしごが降りてきて…。
モグラは大喜びで星を自分の家に持ち帰るのですが、そのことで森の動物たちが困っていることを知ります。
モグラが手に入れられたものはなんでしょう。

 

最近 この作家さんが気に入っています。
(今年の読書感想文の課題図書『かべのむこうになにがある?』のドイツの絵本作家です。)
「もし、こうなったら」の世界。それはとてもきらびやかで恍惚とした光景で。
だけどそこでは終わりません。
その先にある、もっと大事なことに気がつかせてくれるのです。
最初に「モグラの願いって どんな願いだと思う?」と尋ねてみると
「目が見えるようになりたい」って・・・うーん、確かにね(笑)

4年生
「金のさかな」
作)アレキサンドル・プーシキン    偕成社

おじいさんが助けた金の魚。強欲なおばあさんが頼むお礼は次々にエスカレートして…。愉快で示唆に富んだロシア民話の名作。

 

このタイトルを聞いて「道徳のお話や」という子がいました。
教材であるのでしょうか?
人間とは、何と欲深いものか・・・
確かに道徳的なお話ですが、海の描写など物語として読み応えがあり、堅苦しくは感じませんでした。
絵も いかにも外国らしく見応えもあり みんな静かに聞き入ってくれていました。

5年
「ぼくは、ブルーノ」
作)デイビッド・カリ    ワールドライブラリー

人間に憧れ、人間になりたいと思っていたサルのブルーノ。
夢は叶い、人間の世界で生活をするようになったけれど、どうしたって 人間にはなれません。
サルの両親のいる家へ戻ったけれど、そこには居場所はなく、再び人間の世界へ戻ります。
サルではなく、人間にもなれず、孤独と悲しみの果てに 同じサル、グレタと出会います。
「自分が何なのか、ひとことで言うと?」
「ぼくは、ブルーノ。それでいいだろ?」

 

とても 深いメッセージを含んだお話です。
5年生にどうかなぁ・・・と 思ったのですが 普段は落ち着かないこともある男の子も じーっとお話を聞いてくれていました。
きれいで不思議な 独特の絵も このお話の世界観にぴったりです。

6年生
「ぼくはレモネードやさん」
作)えいしま しろう

才の頃小児ガンになり 闘病生活を送っていたしろうくん。
自分自身の体験と患児の友人や保護者へのインタビューを元に、小学六年生(2019年7月現在)の四郎くんが絵も文も書き上げました。

 

自分自身の体験を絵本にしたのが ちょうど同じ6年生、ということで なにか感じることがあるといいな、と思って読みました。

ちょうど先日 オーサービジットで絵本作家のはせがわさとみさんと 絵本作りの入り口になるようなワークショップもあったので タイムリーだったかなと思います。

しろうくんが実際に体験し, 感じたこと, 伝えたいと思うことをていねいに描いているので, どんなうまい絵よりも伝わってくるものが大きいです。
「伝えたい」という気持が大切なんだなぁ、と思いました。


14:21 | 読み聞かせ
2019/12/09

「よむよむ」による朝の読み聞かせ

| by 美山小N

1年生
「ティリーのねがい」
作)フェイス・ジェイクス     こぐま社

ドールハウスにメイドとして住む、木の人形のティリーは、一日中掃いたり、拭いたり、磨いたり。
そこである日、この家からの脱出を決意します。
自由を求めて行動したティリーの物語。

 

わりと長いお話なのに 読み始めも少しおくれたこともあって 後半はかいつまんで説明することになってしまいました。
絵もきれいなんだけど 細かくて見にくい子がいたかもしれませんが、静かに耳を傾けてくれていた1年生でした。

2年生
「ゆきのひのゆうびんやさん」
作)小出 淡     福音館書店

 

風邪をひいてしまった郵便配達のうさぎさんにかわって、3匹のねずみが配達に出かけました。ところが外は大雪です。
さあねずみたちの大活躍がはじまります。
絵がとてもかわいい 冬のお話です。

「干し柿」
作)西村 豊    あかね書房

自然写真家・西村豊が4年以上の年月をかけて、干し柿づくりを追い続けた美しい写真絵本。
今ではあまり見られなくなった干し柿づくりですが、「この伝統的な食文化を子どもたちに伝えたい」という、作者の強い思いのこもった意欲作です。
美しく迫力のある、干し柿づくりの農家の風景の他、柿の実の成長や、子どもたちによる干し柿づくりの体験も紹介しています。
干し柿を通じて、自然と人との関わりをあらためて考えさせられる絵本です。

 

干し柿作りの過程の写真はもちろんですが 実際に子ども達が作る様子が続く場面がいいんです。
「渋い」表情を切り取った写真に 子どもたちの視線は釘付け。
そして、最後のページの柿の実が木にひとつだけある写真の意味。
ちゃんと 知っている子もいました。さすが美山っこですね。

3年生
「へびのせんせいとさるのかんごふさん」
作)穂高 順也    ビリケン出版

どうぶつ村のへびのかんごふさんがお医者さんになりました。
かんごふさんは、さるのせんせいです。はてさて、さるのかんごふさんはちゃんと仕事ができるのでしょうか?

 

全くナンセンスな展開に こどもたちは大喜び。
「うえ~」「そんなことあるわけないやん」「こっわー」と 楽しそうに反応してくれていました。

4年生
「手枕いろりばた昔話」より
「照姫狐と大トチの木」
作)むらかみ ゆきひこ

 

子狐の頃から村に住む照姫狐は嫁入り行列をして嫁にいきます。
あるとき 岩に足をはさまれた照姫狐と その子どもたちを村人が助けます。
村を大飢饉が襲い 食べるものが全くなくなってしまった時、 照姫狐のおかげで たくさん実をつけた大きなトチの木が村の真ん中に突然現れ、おかげでみんな生き延びます。

知井の北村に大トチの木と お稲荷さんのお社があります。
そこから 創作した昔話です。

5年生
落語絵本「ばけものつかい」
作)川端 誠    クレヨンハウス

 

大店のご隠居さんが引っ越してきたのは古いお屋敷。「おばけやしき」とうわさがあるものの、ご隠居はへいき。
ところが、奉公人の久蔵さんは、ばけものはいやだと、やめて出ていってしまいます。
困ったところへ、その夜、現れたのは、一つ目小僧!
なんとご隠居、驚くどころか、助かったとばかりに、食事をつくれ、そうじをしろ、ふとんをしけ、肩をたたけと、とにかく「ばけものつかい」があらくて…。

「ピッツァぼうや」
作)ウイリアム・スタイグ    らんか社



友達と遊ぼうと思っていたのに雨が降ってきてしまったので、ピートはご機嫌ななめです。
お父さんはそんなピートを見ていいことを思いつきます。
「そうだ ピートでピッツァをつくったらたのしくなるかもしれないぞ」
お父さんはピートをテーブルの上に乗せ、こねたり、ひっぱったり、のばしたり。
油や小麦粉や、トマトの輪切りやチーズ(といってもほんとうは水やベビーパウダーやボードゲームのコマなんだけど)をかけて遊びます。

6年生
「虫めづる姫ぎみ」
作)森山 京   ポプラ社

ある大納言に、ひとりの姫ぎみがいらっしゃいました。
とてもかわったかたで、なによりも虫がだいすきで、いちばんのお気に入りは毛虫でした…。
「堤中納言物語」の中のユニークなお姫さまのお話を書きあらためた絵本。

 

今でいうところのブレない女子。まわりがなんと言おうと我が信念を貫きとおす個性派の姫ぎみです。
平安時代の物語にしてはかなりチャレンジャーなキャラですね。
「ナウシカ」の原点だそうです。
途中 和歌が何首か出てくるので、現代語訳を事前に配っておきましたが・・・わかったかなぁ。
古典に興味をもってもらえるきっかけに なったらいいなぁ。


09:43 | 読み聞かせ
2019/11/28

「よむよむ」による朝の読み聞かせ

| by 美山小N

1,2年生
「どんぐりの木」
作)亀岡 亜希子    PHP研究所

今年はじめて実をつけたどんぐりの木は、自慢のどんぐりを食べてもらうことを楽しみにしていました。
ところが、どんぐりはまだ青かったため、一口食べたリスに「まずい」と言われてしまいます。
そうとは知らず、どんぐりの木は自信をなくし、やがてどんぐりをつけなくなってしまったのです。
数年がすぎたころ、1匹のリスがどんぐりの木に家を作ろうとやってきました。
すると、どんぐりの木は「リスなんて嫌いだ」と、リスを穴から追い出してしまいます。
それでも、このどんぐりの木を気に入っていたリスは、掃除をして、ペンキをぬって……せっせと素敵な家を完成させました。
そんなある日、お客のリスたちが「この木はどんぐりをつけないし、つけてもまずいらしい」と言います。
それを聞いたリスとどんぐりの木は……。



長所も短所も、ありのままの姿を受け入れてくれるリスと出会い、どんぐりの木の心が変化していく様子を描いた心温まる絵本です。

子どもたちは どんぐり 好きですよね。どんぐりにもいろんな種類のどんぐりがあるってこと 知ってたかな?
いろんなどんぐりや 雄花、雌花の写真も見てもらいました。

3年生
「とんがとぴんがのプレゼント」
作)西内 ミナミ    福音館書店

ハリネズミのとんがとぴんが、ニコラスおじいさんがはいた靴下に穴があいていると、気づきました。
2匹はどんなクリスマスプレゼントをおじいさんにあげたのでしょう。 



思いやりのあるはりねずみたちです。
サンタクロースのくつしたに穴があいているのを見て、1年がかりでくつしたを作ります。
春、夏、秋とだんだん毛糸がくつしたに近づいていくのですが、最後のところで想定外。
スズキコージさんの絵がインパクトたっぷりで素敵です。

4年生
「5ひきのすてきなねずみ おんがくかいのよる」
作)たしろ ちさと   ほるぷ出版


ある満月のばん、どこからか聞こえてくる音楽にさそわれて、歩きだした5ひきのねずみたち。
月あかりの下でうたう、かえるたちのすばらしい歌声に感動した5ひきは、ねずみの音楽会を計画しますが……。



学習発表会が近いせいもあるのかな? みんな とっても集中して聞いてくれていました。
ほっこりするお話で、読み終わった後に自然と笑顔になるような絵本です。
ねずみの音楽会場のページ。こっそり覗きに来ているかえるたちを見つけてみるのも楽しいと思います。

5年生
紙芝居「馬になったむすこ」
作)水谷 章三   童心社

金持ちの家とびんぼうな家の息子たちはとっても仲良し。
ある日ふたりは、金持ちのおとうに言われ、一緒に旅に出ます。
ところが金持ちのむすこがおそろしいばあさまに馬にされてしまって…。



紙芝居は 舞台もあって 集中しやすいのでしょうね。
みんな静かに聞いてくれていました。

6年生
「牧野富太郎物語 草木とみた夢 」
作)谷本 雄治    出版ワークス 

小学校2年生で自主中退して 独学で日本初の本格的な植物図鑑を送り出し、「日本の植物学の父」とよばれた牧野富太郎。
貧しさや困難に見舞われながらも「草を褥に木の根を枕 花と恋して九十年」の言葉どおり、ひたむきに植物を愛し、その魅力を伝えることに情熱をそそいだ生涯を、簡潔な文と美しい絵で描く、あたらしい伝記絵本です。



意外と知られていない 牧野富太郎さん。

廃校になった小学校の廃棄本に ほこりをかぶった古い植物図鑑がありました。
かなり専門的で小学生が読めるものでもありませんでした。
でも そこに載っている植物がとても素敵だったので 廃棄するには惜しく カラーのページだけぬきとっていたのです。

そして 今年 それを栞にして 図書室に置いています。
「これ きれい」と 手にとって 選んで 使ってくれている子もたくさんいます。

それが 牧野太郎さんの植物図鑑の一部です。


08:33 | 読み聞かせ
2019/11/18

「よむよむ」による朝の読み聞かせ

| by 美山小N

1年生
「10ぽんのぷりぷりソーセージ」
作)ミシェル・ロビンソン      ほるぷ出版



有名な英語の遊び歌がもとになっている絵本です。
ノリのいい歌の雰囲気そのままに、ユーモアたっぷりに仕上がっています。
フライパンで炒められている10本のソーセージがあります。
1本破裂するごとに1本のソーセージが逃げ出します。
それぞれが悲惨なことになるのですが、最後に残ったソーセージは当然…。

「オレ、カエル やめるや」
作)デヴ・ペティ     マイクロマガジン社



いろいろな動物になりたいカエル。
父親にことごとく「無理、お前はカエルだから」と一蹴されてしまいます。
結局ほかの動物になることはできないカエルですが、最後の最後で「カエルでよかった」と言います。
その展開に なるほど、と、納得。

読み終えたあとみんなに「なりたいもの、ある?」と質問してみました。
返ってきた答えは「人間」って・・・。  
現実的なのか、本の意図をよくわかってくれたのか(笑)

2年生
「しろいうさぎとくろいうさぎ」
作)ガース・ウィリアムス     福音館書店

しろいうさぎとくろいうさぎ、二ひきのちいさなうさぎが、ひろいもりのなかに、住んでいました。
二ひきは毎日、一日中楽しく遊びました。
あるとき、ニひきで遊んでいる最中、くろいうさぎが座り込み、とても悲しそうな顔をします。
どうしたのか訊ねるしろうさぎに、くろうさぎは言います。
「ぼく、ねがいごとをしているんだよ。
いつも いつも、いつまでも、きみといっしょにいられますようにってさ。」
二ひきは手を握り合い、たんぽぽの花を摘んで耳にさしました。
他のうさぎたちや、森に住む動物達がやってきて、月の光の中で結婚式のダンスを踊ります。



ずいぶん昔から絵本ですが、読んだことのある子は1人でした。
2匹しか登場しませんし、繰り返しのお話なのでわかりやすいし、ひらがなばかりなので 自分でも読めるから また あとで ゆっくり読んでほしいと思います。

大人的には この本は プロポーズの時に相手に渡したりすることに 使われるような絵本だそうです。

ふたりがいいね、というお話でしたので・・・
続いて

詩集「いのちのバトン」より「けんか」
作)日野原 重明      ダイヤモンド社

読む前に みんなに「ともだちと ケンカ する?」と 聞くと「するー」という返事。
「じゃあ ケンカしたらどうするの?」と 尋ねたら
「ごめん って 言う」って 答えてくれました。
すばらしい!(笑)

この詩は まさに そういう詩です。



実は 高校生の息子に 読み聞かせで「しろいうさぎとくろいうさぎ」を読むことを話したら
ちょうど2年生の頃に読んだこの「けんか」という詩も 紹介したら と 勧めてくれました。
当時読んだこの詩のことが 記憶に残っているらしいのです。

人それぞれ 心に残る本や詩に出会うのは、いろんな タイミングがあると思います。
たくさんの本に出会って 心に残るものを 見つけて欲しいと思います。

3年生
「へっこきあねさがよめにきて」
作)大川 悦生    ポプラ社

ばば様を屁で飛ばし、大根取りをした嫁を家に置いておけないと、里に連れ戻す夫。
里への道中、嫁の屁で米俵やら反物、馬まで手に入れる。
夫を見返し、一層いい嫁さんになったそう。



東北の方言で書かれているので 言い回し方などは 定かではありませんが(苦笑)それでも 意外と読みやすいのは 大川さんの文章のうまさなんでしょう。
こどもたちにも内容はしっヵり伝わっていたようでした。
最後のオチで 「へや」の云われを読むと、「へぇ~」と大きく頷いていた子がいました。

4年生
「おしゃべりりなたまごやき」
作)寺村 輝夫     福音館書店

ある国の、ある王様のおはなし。
王様はにわとり小屋にぎゅうぎゅう詰めになったにわとりをかわいそうに思い、にわとり小屋の戸を開けますが、にわとりが飛び出し大騒ぎに。
王様がにわとりに追いかけられたと誤解した兵隊たちは犯人探しをはじめますが、みつかるはずがありません。
ところが、夕食のめだまやきがじゃべりはじめます...



以前(と いってもずいぶん昔のことかもしれませんが・・・)は 教科書にも載っていたお話なので、よく知られているのかと思ったら ほとんどの子が知らないようでした。

美山では 鶏を飼っている家庭もわりとあったのですが、鳥インフルエンザ以降 家での飼育がいろいろと難しくなり 鶏が身近な鳥ではなくなっているようですね。
4年生の中で ひとりだけ 鶏3羽飼っていると言っていましたが 高齢化で卵を産まなくなったそうです。

卵料理は 何が好き?
という質問には「オムライス」という声が多かったようです。

5年生
家の光より「いちごがり」



いちご狩りに行く約束をしていた日、お父さんも、お母さんも 急な仕事が入ってしまい 行かれなくなりました。
4才の弟は 泣きわめきます。
2年生のお姉ちゃんは スーパーで苺を買ってきて一粒ずつラップでくるみ 庭に置き、いちご狩りを弟にさせます。

「げんきのひけつ」
90才のおばあちゃんが元気なのは、何でもしっヵり食べるから・・・という 小学校3年生の書いた詩を読みました。

6年生
「ハーニャの庭で」
作)どい かや    偕成社

猫のハーニャがすんでいる、山のとちゅうの小さな家の小さな庭。
その庭を舞台に、季節のうつりかわりを愛情をこめて描いた絵本。



とにかく 絵が 素敵なんです。
1月から12月まで、季節に色づくハーニャの庭の絵が描かれ、ハーニャが庭の様子を教えてくれます。
よく見ると、小さな小さな生き物たちが点在し、見つけるたびに、ふわっと嬉しい気持ちになります。

「魔法のことば」
作)金関  寿夫    福音館書店

エスキモーの人々に伝わる”ことば”のもつ不思議な力を歌った詩と、シンプルで迫力のある絵とが一体となって、大昔のおおらかで魔力に満ちた世界を伝える美しい絵本です。



柚木沙弥郎さんの絵がとっても合っていましたし、人間だけではなく この世界のすべてが平等のような 昔の考え方を 単純に けれども 奥深く表している詩だと思います。
最後がいいんです。
『世界はただ、そういうふうになっていたのだ』
達観しているって、感じが ストンと腑に落ちるのですが、子どもたちには
まだ ピンとこないようで 「どういうこと?」と つぶやいている女の子もいました。
09:28 | 読み聞かせ
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