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峰山高校コミュニティプロジェクト 「震災の記憶をつなぐ」
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峰高生による峰山小学校出前授業 『震災の記憶をつなぐ』 |
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2018年3月14日(水)午後 / 峰山小学校(5年生) |
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昨年11月に本校の有志の生徒により結成された「震災の記憶をつなぐ」チームのメンバーは、丹後大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災について学んできました。そして震災について学んだ多くのことの中から、小学生に伝えたいことを選び45分の授業にまとめ、3月14日(水)に峰山小学校を訪れ5年生のみなさんに授業を行いました。最初は東日本大震災についてのお話。東北での被災地支援ボランティア活動や、福島の子どもたちを丹後に招待する「ふくしま子どもキャンプ」に参加した生徒が体験したことを話し、そして生徒会活動として5年前から毎年取り組んでいる「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」について紹介しました。次に23年前の阪神淡路大震災について、2月に神戸に行って学んできた様々な震災の記憶と、震災を伝える活動をする神戸の高校生や大学生と交流し学んだことについて話しました。最後に91年前の丹後大震災について、峰山町と峰山小学校の被害の概要を説明し、震災後に峰山小学校で歌われていた「慰霊祭の歌」と「震災復興歌」の歌詞を紹介し合唱しました。写真を見ながらのお話、絵本の読み聞かせ、地震の実験、歌の合唱など、授業が単調にならないようにいろいろな工夫をして授業を行うことができました。
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東日本大震災の被災地支援活動をしている生徒は、東北で体験してきたこと、小学生に伝えたいこと話しました。 |
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生徒会が5年前から取り組む陸前高田市に図書館を作るために本を送る「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」のお話 |
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2月11日の神戸学習では阪神淡路大震災について学んできました。神戸で学んだことを中心に話しました。 |
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地震で倒れにくい家とはどんな家なのか、倒れた家の中から人を救出する方法は・・・実験を通してみんなで考えました。 |
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峰山小学校では丹後大震災で206名の子どもが亡くなりました。震災後に先生達が作った2つの歌を紹介し歌いました。 |
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最後に5年生のみなさんから授業の感想と質問を聞かせてもらいました。 |
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出前授業を行った本校生徒の感想 |
初めての取り組みであったということもあり、一から作り上げることはとても大変な道のりでした。しかしその分、どれだけ良いものを作れるか、仲間と、先生と、何度も試行錯誤をして当日に臨めたことはとても良い経験となりました。この授業を作るに当たり、3つの震災について教えて頂き、私自身知らなかったことが多くあったのでとても勉強になりました。また授業をしていて、小学生が一生懸命に話を聞いてくれるのを見てものすごい達成感がありました。一時間の授業を作るのにこれほどの準備が必要なのだと知れた良い機会になりました。小学生に語り継ぐということは、またそこから大人へと繋がっていくと思うので、この活動が続いていくことでたくさんの人たちの防災意識を高められることを願っています。(2年・女子)。
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私は今回、この取り組みに参加できて本当に良かったと感じています。自分自身が経験してきた東日本大震災に関するボランティアについて話をする機会を持たせてもらって、本当に充実した取り組みにすることができました。自分の思いをどれだけ小学生に伝えられたかは分かりませんが、少しでも自分の話から得るものがあったらいいなと思います。また一時間の授業を作ることの難しさと、難しい内容を少しでも分かってもらえるように噛み砕くことの大変さを痛感しました。今回の一時間の授業を通して3つの震災について知ってもらうとともに、小学生にも伝える役割を担ってもらえたら良いなと感じました。私たちの行った取り組みは防災の面から見ても本当に微力なことなのかもしれませんが、決して無力ではないと思うし、少しでも丹後の防災に生かされればよいなと思います。今回のこの取り組みが峰高の新しい伝統としてこれから先ずっと続いて欲しいと思うし、もっと多くの人を巻き込んだ取り組みにできたら良いなと思いました。(2年・女子)。
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初めての出前授業で小学生の前で話すのはとても緊張したけど、みんな真剣に話を聞いてくれて本当に嬉しかったです。また50分の授業を作る大変さも知りました。自分も知らなかった丹後震災のことを一から学び、神戸にも行き、いろんなことを知って、それを小学生のみんなに伝えるという事ができてとても良かったです。日本は地震の多い国なので、一人でも多くの人に地震について知ってもらうことは大切な事だと思います。今回はそれができたので良かったです。(1年・女子)
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