3月13日(月)に、理工系大学進学を目指す生徒を対象に、京都工芸繊維大学教授の桑原教彰先生より「理系大学で学ぶ高校生が考えておくべきこと」というテーマで講義をしていただきました。先生の専門である情報工学と人間科学の分野から、顔認証を一例に、人工知能における研究課題の一つである機械学習の基本的な考え方や、研究には医学的な専門知識や数学の基礎知識など様々な分野の学問が必要となる事を紹介していただきました。また、大学で学ぶ人の活躍の場は世界であり、そのためには、英語をはじめ外国語をしっかり学んで欲しいと話されました。
最後に、現役の2名の大学生から大学生活に関する話や進路の選択など、これから進路を決める高校生にとってより身近な情報を聞くことが出来ました。
【生徒の感想】
・今日の講義で、昔はスーパーコンピューターでしかできなかったことが今はスマホみたいな小さな装置でもできるようになったということを聞いて、どれだけ科学が発達したのかがよく実感できた。また、理系大学に行くと英語に触れる機会が増えると知ったので、もっと英語の勉強をしなければいけないと思った。
・学科(課程)は名前ではわかりにくい場合があることが分かった。実際の進路選択でも名前や肩書きだけで判断せず、学科の詳しい内容を調べて選んでいきたいと思った。
・私は英語が苦手で、英語の重要性を聞くたびに荷が重くなるような気分になります。でも、そこで逃げてしまうのは何もかもおもしろくない人生だと思うので、自分の目指す進路に向けて、苦手でも必死にぶつかっていきたいと思いました。
・講義を聞いて、勉強した後それをどう生かすかについてもっと深く考えなければならないのだと考えさせられた。また、大学生の2人の話を聞いて、2人ともしっかりとした動機で大学を選んでいて、自分の大学選びが頼りなく感じて不安にもなった。
・京都工芸繊維大学がどのような研究をしているのかということが分かり興味が湧いた。進路選びでは、自分のしたいことを見つけ、それが学べるような所を調べ考えていきたいと思った。
・大学について詳しく知れて、学ぶ内容や就職のこともわかり、モチベーションが上がりました。私は京都工芸繊維大学に行きたいので、地域のAOとかあまりしようと思っていなかったけれど、今日の講義で可能性があるなら受けてみたいと思いました。学生の方とも話せて良かったです。
・知覚などを含むほぼ全ての情報が統計学に基づき研究できるという事実が印象に残りました。まだ1年なのでさほど進路について考えていませんが、大学はこういう所だという大体の情報をこの段階で知れたのを活かして2年から進路を決めていこうと思います。
・「理系大学で学ぶ高校生が考えておくべきこと」というテーマで講義をしてもらい、自分に足りていない能力と覚悟がとても多くあると感じました。京都工芸繊維大学の説明を受けて、それぞれの大学には自分が思っていたよりも大きな特色や歴史があるのだと知り自分の知識不足を感じました。今行きたい大学の情報をもっと集め、大学への関心を高めていくとともに、目標や進路を改めて考え、今目指している大学は本当に自分が進むべき進路なのかを考える必要があると思いました。
・一時期、工芸繊維大学を目指していたけれど、もう一度目指そうと思った。福祉の分野で人を支援するロボットを作りたいと思っているので、生態学や心理学も大切なんだと思った。また、その上で数学も大切なので頑張っていきたいと思う。
・難しく複雑な問題の意味を理解し、整理、解決していくことはとても楽しそうだった。
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