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3月17日(木)16時より、峰山総合福祉センターにおいて丹後機械工業協同組合主催の「イノベーション・未来創造研究セミナー」が開催され、本校はアカデミックインターンシップの一環として、希望者が社会人に混じって参加しました(宮津高校からの参加者もありました)。講師は北海道赤平市にある(株)植松電機専務取締役・植松努氏で「思うは招く 夢があれば何でもできる」と題し、1時間45分にわたって熱く講演されました。以下は講演の骨子です。
植松電機は社員数20名の会社で、リサイクル用パワーショベルにつけるマグネットを製造しているが、ロケットや人工衛星も作っている。この宇宙開発は利潤を上げるためのものではなく、「どうせ無理」という言葉をこの世からなくすために行っている。何事を行うにも失敗から学び、「だったらこう考えてみたら」と多方面からのアプローチが大切である。
「どうせ無理」という言葉は楽をするための言葉で、どんどん無能な人間になってゆく。無能になると人から信頼もされず、自分に自信が持てなくなる。自信が持てない人間は他人のあら探しをして他人の自信を奪っていく。
楽をするのではなく、苦労する中、努力する中に面白さを見つけることが大切である。手加減すれば手加減しただけの人生しか送ることができない。
夢とは大好きなこと、仕事とは社会や人のためになることである。夢がたくさんあるとたくさんの能力がつき、一つ挫折してもくじけることがない。夢をかなえたり仕事を見つけるためには、憧れや人の苦しみや悲しみに気付くことができる「優しさ」を持つことである。初めて出会うことに感動していれば、必ずやってみたいという夢が見つかる。「感動」とは「CAN
DO」だと思って欲しい。何かができた人は自信を持ち、そして「優しさ」を身に付ける。
理想は届くか届かないかで判断するのではなく、高く持つことが大切である。「どうせ無理」ではなく「だったら、こうしてみたら」と仲間と知恵を出し合い、世の中を変えて行ってほしい。 |
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