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つれづれなるままに...

 

みなさん毎日どう過ごしていますか?
こんなに長く授業もクラブもなく
家にいなければならず友達にも会えず課題も山積み...
この宙ぶらりんな感覚に不安になっている人もいるかもしれませんね。
緊急事態宣言が出て私も教員生活初めての在宅勤務。

在宅1日目。バリバリ仕事しました。やったで私!
次の日、出勤。若手のK先生にオンライン配信について学ぶ。普段できないことが学べた。やったね私!
在宅2日目。同じように仕事を始めるも時間の経つのが遅く、無性に孤独感が押し寄せてくる。
しゃべりたい、教えたい、みんなの笑顔が見たいな〜。
在宅3日目、体調を崩す。朝から激しい頭痛に襲われ、2時間寝込んだ。
在宅4日目、右目に「めぼ」ができました。
まだ家にいて4日よ?どうなの私?自問自答しました。
1日が長いです。その割に仕事が進みません。自分の無能さにヘドが出ます。

と自虐に走ってきたので、話題を変えて...

でも一人でいる心地よさもあります。
時間に追われて仕事をこなしていた日々には忘れていた静けさがあります。

俗世から離れて、世の動きをそれとなく感じ取る。
小さな音やちょっとした変化に敏感になります。
鳥の声がよく聞こえます。
ゆっくり本を読む。お腹が減ったら食べる。筋肉体操をしてみる(筋肉は裏切らない)...

とりとめもない思念が浮かんでは消える...
ふむ......自由だ。

ん?これはあの兼好法師の境地ではないかっ?なんと!
つれづれなるままに、ひぐらしパソコンに向かひて
心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく...書き綴っている私です。

兼好法師、本名卜部兼好(うらべかねよし)。鎌倉時代末の人。六位蔵人から従五位下左兵衛佐まで出世したが、30歳ごろに出家。都から離れて隠棲し、名著『徒然草』を書いた。

今、私たちが置かれているのは、非日常であるけれど、少し世を離れて物事をじっくり観察したり思索したりするには最適な環境。

「これが兼好法師の境地きゃ〜、徒然草でも読んでみるだぁな〜」

はい、古典が身近になった瞬間、キター!

みんなもこの機会に自分の将来のことや世の中のこと、家族のこと、他の人のこと、たくさんのことを、君たちの鋭い感受性でとらえてみてほしい。
そして、できればそれを書き留めてみよう。
書いているうちに夢中になって時を忘れるかもしれません...
あやしうこそものぐるほしけれ...

自粛生活はまだ当分続くけれど、すべきことをしっかりやりつつ、
心の健康(兼好?)を保ちましょう^_^

3年3組担任 国語科 松本智栄美

 
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