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タラの芽がありました。

 
タラノキ
タラの芽

 毎年GWには野山を歩き山菜を摘んだりするのですが、今年は不要不急の外出を自粛しているため、それもままなりません。この毎日の快い季候、爽やかな風に誘われて、毎日体がうずうずしてしまします。とうとう我慢できずに、休日の午後、近くの里山歩きをしました。
 野蕗(のぶき)蕨(わらび)薇(ぜんまい)、ほとんど漢字テストのようですが漢字を見るだけで新緑の薫りが漂ってくる気がするのは、条件反射でしょうか。中でも芳ばしいタラの芽は、一年に一度は天ぷらにして食べたい。そう思って先日店にに出ていたものを買って食べたのですがこれが全く香りがしない。ますます欲求が高まり、山道を歩いていても、そればかり探してしまっている自分に気付きました。
       
 ようやく頂上付近でタラノキを見つけたのですが、知っている人も多いでしょうが、この樹は崖など危険なところにあることが多い。また、芽のついている枝は棘(とげ)だらけなのです。軍手をつけた手で、イタイイタイと言いながら、息子と二人奮闘の末、ゲットしました。今年も無事芳ばしい風物詩を味わうことができました。
 「山路を登りながらかう考えた、智にはたらけば角が立つ、情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい」、漱石先生は「こう考えた」そうですが、私は「薇のあるところは蕨がない、タラノキと漆(うるし)はよく似ているから気をつけよう、コシアブラはどこにあるんだろう」等と考えながら登っています。

    総務企画部 皿木邦武

追伸 今日の漢字テストは満点取れそうですか?

 
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