学校生活School Life

人文科学の教室(7)『日本文学』

 

 2月8日(金)の放課後に、本校国語科教諭の松本智栄美先生に、「日本人の心のルーツに迫る ~古事記ともののけ姫考~」というタイトルで講演をしていただきました。日本人らしい考え方や行動パターン、現代を生きる我々の心がどんなルーツを持っているかを古事記を読むことで考える授業です。講義の最後に映画「もののけ姫」の最初のシーンを見ました。古事記を学ぶことでもののけ姫で描かれた世界を理解することができ、古典と映画の両方に新たな興味を持つことができました。

感想(3年男子)
 日本文学から本当に多くのことを学べることに驚きました。遠い昔のことのように見えてかなりいろんなことが現代に生きており、今の世の中や自分を見つめなおす良い機会になったと思います。もののけ姫も、今まではただ見て面白いなと思っているだけでしたが、今回の講演を聞いてアニミズムのような様々な考えが入っていることに気付いて、改めてまた見たいなと思いました。さらに登場人物のエボシ御前が近代や合理主義のようなものを象徴していることに気づき、メインパーソンのアシタカと対立する悪役のような立ち位置だけでは終わらないことにも驚きました。

 
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