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機械創造科教員一同よりみなさまへ

 
~私たちが機械創造科で育てたい生徒とは~

峰山高校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

1 新学科『機械創造科』で育てたい生徒とは

 さて、機械創造科は、平成30年度の学科改編により、近年の社会的なニーズに対応するために「マイスターコース」と「プログレスコース」からなる新しい学科としてスタートしました。機械創造科としての卒業生はまだ送り出していませんが、2つのコースの設置により、早い段階で卒業後の進路を幅広く選択することができ、それぞれが自分の夢に向かって学習活動を行っています。地元企業をはじめ、主として製造業への就職を希望する生徒や、さらに専門性を高める学校に進学する生徒が選択する「マイスターコース」、工学部を中心とした大学への進学を希望する「プログレスコース」のいずれかを、2年生に進級する段階で選択します。そのためにも、1年生のうちから進路について面談を行い、生徒それぞれの気持ちや希望を聞き、より明確に自分の夢を持てる手助けを行っています。また、企業見学やインターンシップ、デュアルシステムなど地元企業の方々と接触する機会を積極的に設け、社会の一員として働き、それにより収入を得ることの大切さなど、働くことの意義を肌で感じられるような教育活動を行っています。また、進学に関しても、ただ単に進学するというのではなく、学費や生活費など、進学にかかる費用を知った上で進学の可否を正しく判断し、大学卒業後の目標に向かってしっかり学ぶことができるかといった現実を直視できるような指導を行っています。

2 3年生で学ぶ『課題研究』という総合的な学習について

 機械創造科では、3年生が1年間をとおして課題研究の授業に取り組みます。課題研究は、自分たちで設定したテーマに基づき、調査や試行錯誤を繰り返しながら、ものづくりの楽しさや難しさ、また、人に伝える喜びを自ら感じ、地元地域はもとより社会に出たときに、柔軟に、よりたくましく対応できる能力を身に付けることを目指しています。この課題研究に取り組むことで、リーダーシップを発揮できる自分に気付いたり、課題点を見付ける、アイデアを出す、部品を正確に加工できるなど、自分自身が持つさまざまな能力を見付けることができます。また、反対に、自分がすべきことを考え行動する、団体行動を大切にするなど、これまで苦手としていたが今後生きていく上で必要不可欠となるような能力を高めていく生徒もいます。

3 今年度の生徒のようす

 本年度卒業予定の生徒(産業工学科在籍)は、約半数の生徒が就職を希望しています。心配されたコロナウイルスの影響が若干見られるものの、さまざまな企業から多くの就職募集をいただいています。地元であれば、200社以上の機械金属企業が集積する私たち丹後地域からの求人を始め、都市部へ出て行く生徒たちには、格安の社員寮が提供される企業など、安心して社会に送り出せるような環境の整った企業も多数あります。地元企業をはじめ日本を代表するような大企業の中から、生徒たちはそれぞれの希望に応じた企業を選択し、自らの進路実現に向け、社会的な振る舞いの練習や面接練習に日々励んでいます。また、進学に関しては、比較的学費が安くしっかりとした専門知識が学べる工業系の各種学校、学費はかかるが全国的に就職の実績が認められている私立大学の工学部、さらには、国立大学の工学部など、生徒たちは自分の将来を考えた進路希望を持っています。我々教職員は、まずは志望校に合格できるように、そして進学した後に後悔しないようにという思いで各人に合った進路指導を心掛けています。

4 機械創造科教職員一同からみなさまに

 みなさまは、峰山高校機械創造科についてどのような印象をお持ちでしょうか。丹後に拠点を置く高校の小さな専門学科ですが、機械創造科はその取組みや卒業後の進路においても更なる高みを目指して、生徒たちは夢を持ち目標に向かって有意義な高校生活を送っています。このような峰山高校機械創造科を知り、ご注目いただけたとすれば幸いです。峰山高校機械創造科を今後ともよろしくお願い申し上げます。

令和2年度機械創造科教員一同
 
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