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第1回看護医療の教室

 

 7月8日に、第1回看護医療の教室を開催しました。京都府立医科大学附属北部医療センターで助産師をされている 山田千恵 様をお招きし、「命の大切さ」という演題でご講義をいただきました。
 助産師という職業の話や1日の仕事の流れを、写真などを使い、分かりやすく教えていただきました。また、実際に経験された、嬉しかった話や忘れられない話を聞く中で、助産師の魅力を感じると共に、その分責任も大きい職業であると痛感しました。多くの生死と向きあっておられる山田様からの「今のこの瞬間は当たり前でない」という言葉には重みがあり、生徒も自分の命の大切さについて深く考えているようでした。普段なかなか聞くことができない話を聞くことができ、医療系の職業を目指す生徒全員にとって、キャリア形成を考える上でとても貴重な時間となりました。

〔感想〕
・今、私は看護の道を考えていて、この講演に参加させてもらいました。でも正直な所、迷いながら看護の道に進み、これでよかったのかという思いをかかえながら患者さんと関わるのは失礼ですし、看護の道をやめようかとも思っていました。今回の講演を聞いて、改めて看護の道を進むことや助産師としての仕事のやりがい、医療の職から学べる命の大切さについて学ぶことができました。山田さんの言葉の中で一番心に残ったのが「生まれてくること、それ自体が奇跡」です。現代の人々は若くして自殺で命を失う人がいます。人それぞれ思うことはあり、苦しみも違います。しかし、両親が命をかけて産んでくれた命を自ら失うことほど愚かなことはないと思いました。患者さんに向き合い、寄り添い、命について深く考えることができるそんな看護師への道をもう一度真剣に考えてみようと思いました。(1年)

・今回の講演を聞いてとても感動しました。私が目指しているのが助産師で、いろいろな体験談を聞くことができ、勉強になりました。看護師・助産師は患者さんと最も近い距離にあると思うので「人」と「人」同士が密に関わり合えるすばらしい職業だなと改めて分かりました。私は、人と直接関われて、多くの人を笑顔に、そして幸せにできる仕事に就きたいと思っていたので、話を聞き「やっぱりこれだ」と思いました。医療関係だからこそ嬉しいことばかりではないというのは分かっていましたが、やはり実体験の死産の話を聞くと、つらくてやっていけるのかなと思いました。でも、その家族の苦しみに寄り添って少しでも役に立てる助産師になりたいなと思いました。(2年)

 
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