「2年目を迎えて」 大山崎町立大山崎小学校 教諭 西田 大輔 |
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中学生のころからの夢だった教師という仕事。それが現実となって、大山崎小学校に赴任して、早一年が経ちました。着任式で子どもたちと出会い、「今日からこの子たちと一緒にがんばっていくんだ、共に成長していくんだ。」と決意したのが昨日のことのように思い出されます。そこから試行錯誤の毎日が始まりました。「こうしたい」という理想と、現実のギャップ、自分の経験不足に悔しい思いもたくさんしました。 |
「なぜの「?」から驚きの「!」へ」 |
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教師は、子どもたちの数多くの可能性をひきだす魔術師なのかもしれません。そして、その舞台が学校という大きな舞台なのです。子どもたちは、「なぜ?」、「どうして?」といった「?」の大きな気持ちを持って毎朝登校してきます。その「?」も一人ひとり異なります。それが、教師をしていておもしろいところです。学校という舞台は、その「?」がいっぱい転がっています。授業ではもちろんのこと、学級活動の取り組みでの「?」、友達との交流の中での「?」、部活動での「?」…その「?」が、わかったという驚きの「!」や感動の「!」に変わった瞬間の子どもたちの表情を見たときは、私まで嬉しくなります。授業中に私が教えたことによって「?」が「!」に変わったときの教室の空気は計り知れないものです。それが教師の醍醐味であり魔術師の腕の見せ所なのだと私は考えます。そして、自分自身の感動のためにも日々、前進し、子どもたちとともに彼らの可能性を引き出す魔術師として成長していきたいと思います。 |
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「教職を目指す皆さんへ」 |
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5年間の講師を経て、教諭として2年目の春を迎えることができました。採用試験を何度も受ける私を支えてくれたのは、‘がんばれ’と励ましてくれる先輩の先生方とがむしゃらに頑張り、苦悩したり喜んだりする生徒たちの姿でした。生徒に夢を叶えなさいと言う以上、私も夢を叶えることが使命だと思っていました。 |
「できたよ!」 京都府立与謝の海養護学校 教諭 和田 恵子 |
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特別支援学校の先生になり、2年目を迎えました。コミュニケーション面に難しさのある子どもたち一人一人の「伝え方」「わかり方」に沿った授業作りには様々な工夫が必要です。赴任当初は子どもたちにとってわかりやすい授業や指導ができずに悩んでしまうこともありましたが、多くの先輩方に指導していただく中で、少しずつ克服することができました。子どもたちにとって日々の授業が、意欲的に、主体的に活動できる内容であることの大切さを改めて強く感じました。試行錯誤を繰り返した結果、子どもたちの「わかったよ!」「できたよ!」の笑顔に出会えたときには本当に嬉しく、この仕事を選んでよかったと感じます。その瞬間が私自身が次へと進む力になりました。 |
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「2年目を迎えて」 福知山市立上川口小学校 養護教諭 大槻 なつき |
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「ホッとできる。」「温かい気持ちになれる。」そんな保健室を目指して、養護教諭としての1年がスタートしましたが、不安と緊張や慌しさの中で、ただがむしゃらに毎日を過ごしていました。そんな中、「ありがとう。」と笑顔で保健室を出て行く子どもの姿や、小さな子や困っている友達に優しい言葉をかける子どもたちの姿を見ていると、逆に自分が温かい気持ちになれ、この仕事の楽しさとやりがい・誇りを感じています。また、たくさんの研修や先輩の先生方の姿から多くのことを学び、養護教諭としての財産が増えました。 子どもたちは、「保健室=体や心の教室」と理解しています。その理解を深めていくために、この1年間で学んだことを活かし、子どもたちの健やかな成長のため、命を大切にすることを含めて、自分や友達を大切にすることを私らしく子どもたちに発信をしていきたいです。そしてこれからも子どもたちに「手」と「心」の温もりを伝えられる養護教諭を目指して努力していきたいと思っています。 |