「中学のクラブはすぐ止まるから、クラブチームに入れよう」
コロナ禍の約2年、小学6年生の保護者からよく聞こえてきます・・・
ただでさえ、久御山町は学童野球が盛んで、硬式・軟式問わずクラブチーム加入率が高い傾向にあります。

野球部では、中学校の部活動の特色を最大限発揮しています。
今日はその一部を紹介します。
①野球部通信を発行しています。
*内容は全てお見せできませんが…

感染急拡大で活動停止の今こそ、15分のミーティングで内容を共有しています。
*顧問による読み合わせではなく、「自分で読む→ポイントを決める→プレゼンする→他者の意見を聴く→加味して自分の意見を考える」を繰り返す学習です。

部活動の顧問は、競技の指導者でもあり、チームの経営者でもあり、人格形成に携わる教育者でもあります。
『結果よりプロセス』☞プレーを”する”ことよりも「なぜ」”する”かを大切にします。
<成功や勝ち>よりも<<チャレンジや価値付け>>が大切です。

②クラブノートにも取り組んでいます。
一人一冊、左1ページで1週間(1日5~6行)
ポイントを短く書くトレーニングにもなります。
*こちらも内容はお見せできませんが…
その日の練習内容から、学んだことや、気がついたことなどを書いています。

クラブノートレベルを上げると、半分に切ったノートに1日1ページ使用し、書く分量を増やします。
しかし、ただ書く文字量を増やすのではなく、書く「視点を広げる」ことを目指します。

クラブノートに慣れてくると、自分の感想だけでなく{仲間のこと、今後のこと、過去との比較など(時には話に”オチ”がついてきて笑えます)}野球やチームを見る視野が広くなります。
*赤く見える範囲は、顧問からのメッセージですが・・・
顧問からの指示や教え(格言や正論)ではなく、
生徒のコメントに対してその言葉に価値を付け、意味をつけるようにしています。

各自がノートに書いている「自主トレ」の様子を通信で紹介しています。
*SNSで繋がる時代でも、こういったことの交流は意外としていないようです。

秋の段階で「山城チャンピオン」になったことに価値あるのではなくて・・・
今のコロナ禍での過ごし方、春の戦い方、夏へのチームの高め方、それぞれの段階において『レベルの高い位置で経験できる』ことに大きな価値があります。