本日、2学期の終業式を終えました。まずは全校児童110名が大きな事故や事件に遭うことなく、2学期を終えることができたことを大変嬉しく思います。また、2学期の初めは、日本各地で大雨による被害が発生しました。本校でも数日間の臨時休校もありました。冬になると今度は暖冬で、12月に25度近くになる日もありました。そんな様々な気象状況の中、子どもたちが元気に登下校できましたのも、保護者、家庭、地域そして久美っ子見守り隊の皆様方のご支援のお陰と感謝申し上げます。また、多くの取組や行事など本校の教育活動にご理解・ご協力をいただきましたこと、厚くお礼申し上げます。更に、過日は保護者アンケートをお世話になりありがとうございました。集計した保護者の皆様の声を真摯に受け止め、今後の教育活動に生かしていきたいと思います。
さて、今学期を3つに分けて取り組んできたことから振り返ってみます。
まず、2学期初めからマラソン大会までの1期を「チャレンジ~やればできる~」として取組ました。9月は3日間も大雨警報が出て休みなるなど、雨が続いて朝マラソンも十分にできませんでした。しかし、マラソン大会に向けて、自分の目標を決め、それに向けて取り組んだり、学級全員で支え合ったりして取組ました。そんな風にして地道に取り組んだおかげで、今年もマラソン大会には全員が参加できました。友達や保護者・地域の皆様の応援が力となって、挑戦し、努力し続けていくことの大切さを学びました。
マラソン大会の後、学習発表会までの2期は「スクラム~心を一つに~」として取組ました。それまで学級で付けてきた力をしっかり発揮できるようにみんなで考え、話し合って、学習発表会の中身を作り上げていきました。1年生でも練習が終わるたびに担任の先生と一緒に振り返りをして次の練習につなげていました。特に、見に来ていただく方にどうすればうまく伝わるのかということを一生懸命考えた学級もありました。そのような取組を通して、成果がしっかり発揮でき、今年も素晴らしい発表会になりました。保護者や地域の皆様からも本当にたくさんの感動したという感想をいただくことができました。
そして学習発表会から終業式までの3期は「ハートtoハート~つながりあおう~」に取り組みました。人権旬間を中心に、読書旬間や給食感謝週間も一緒になって、自分や友達のよいところを見つけ、自分も周りの人も幸せにしていこうと考えました。廊下歩行の当たり前ルールの取組も、児童会のいいところ見つけの取組や全校遊びも、すべて自分も周りの人も幸せになるための考える機会にしてきました。こうした取組を通して、みんなの心がやさしくそして自分も大事なんだと気持ちが広がることとなりました。
こうしてその時々にあったテーマをみんなで一緒になって取り組んでいったおかげで、久美浜小学校はまた一段成長できたと感じています。子どもたちと教職員が一緒になって高まった2学期でした。こうした取組ができましたのも、保護者や地域の皆様のご支援・ご協力があったからこそと思います。そのことを大切に、今後さらに一人一人の子どもたちが力一杯成長できますよう、教職員一堂励んでいきます。
明日からは子ども達が楽しみにしている冬休みです。年末年始は、家庭や地域での伝統行事も多くあり、家族や地域社会の一員としての自覚を養う良い機会です。家族での団らんを大切にして心のふれあいを深め、子どもたちにとって楽しく有意義な冬休みになればと願っています。また、冬休みは、生活が不規則になることもあると思います。年明けの規則正しい生活習慣作りをよろしくお願いします。学校でも交通事故や不審者に対する安全指導は行いましたが、ご家庭でも安全に過ごすことができるように十分話し合ってください。地域の皆様におかれましても、子どもたちが安全に過ごせますようお力添えをお願いいたします。
それでは、ご家族お揃いで、よいお年をお迎えください。
平成30年12月21日
京丹後市立久美浜小学校
校長 小石原 敦