修学旅行を終えて(校長室より)
5月17日から19日まで、3年生とともに長崎方面への修学旅行に行ってきました。3日間とも晴天に恵まれ、青い空と青い海が3年生を迎えてくれました。1日目は、松浦市福島地区での体験活動と民泊。釣り、チャポン作り、そば打ち等を体験し、現地の方からは「なかなか釣れなくても、投げ出さずに最後まで粘り強く取り組めました。」との評価をいただきました。民泊先のご家庭に温かく迎えてもらい、生徒たちもその気持ちにしっかり応えて、「何も言わなくても、進んで動いてくれました。」「ちゃんと挨拶ができる。」「しっかりした生徒さんでした。」とのお言葉をもらうなど、精一杯の頑張りを見せてくれました。
2日目は長崎市内へ向かい、昼食後に市内班別研修を実施。互いに協力して見学地を目指し、家族へのお土産も買い、全班、時間内に宿舎へ戻ることが出来ました。その後は、羽田麗子さんを迎えて、被爆体験講話を聞きました。羽田さんの話に引き込まれ、疲れも忘れて、聞き入っている姿が印象的でした。平和の大切さ、普通に生活できるありがたさを再確認することができました。
3日目、ホテルの方からは「清々しい生徒さんたちでした。」という評価をもらって宿を出発。平和公園、爆心地を巡り、平和宣言と千羽鶴を捧げました。最後に、原爆資料館を見学し、平和学習のまとめとしました。
修学旅行に参加した全員が、事故もなく、脱落者も出さず全行程を終える事ができたのが何よりです。3年生集団が、廊下に掲げた目標「1人残らず全力で楽しめる修学旅行にしよう~楽しみのなかにも気づかい冷静さ~」を意識して、お互いに気づかいをすることで不要なストレスを感じず過ごせたからだと思います。実行委員、班長、室長、各係も、自分の役割を果たし、全員の手で「気持ちの良い修学旅行」にしてくれました。前向きに頑張る3年生の姿を見ると、今後の体育祭や文化祭への期待感が膨らみます。チーム3年生の力に自信と誇りを持ち、全校行事、普段の生活や進路実現の営みにその力を発揮し、蒲生野中をどんどん引っ張ってくれることを期待しています。
保護者の皆さまにはいろいろとご協力いただき、ありがとうございました。とりわけ、お見送り・お出迎えを始め、事前の準備や体調管理等、ご家庭での支援があったればこそ、体調を崩さず修学旅行を楽しむことができたと思います。おかげを持ちまして、生徒の皆さんは、良い体験をし、たくさんの気づき・学びをし、またチーム3年生としても一歩成長できたと思います。本当にありがとうございました。
校長 畑山 晃一郎


