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平成26年度 センターだより

 センターだより連載 「ICTの活用」   >センターだよりはこちら

平成26年度センターだよりでは、「ICTの活用」について連載することとなりました。
連動企画として、京育ナビにも「ICTの活用」についての記事を掲載するとともに、参考となるホームページを紹介します。

[目次]
第1回 校内に、どのようなICT機器がありますか?
第2回 資料を拡大提示してみましょう。
第3回 動きを拡大提示してみましょう。
第4回 特別支援学校でのICT活用を紹介します。
第5回 センターでのICT活用を紹介します。
第6回 ICT活用の効果 ~「授業でのICT活用講座」報告~
 


 

第6回 ICT活用の効果 ~「授業でのICT活用講座」報告~

10月20日(月)に「授業でのICT活用講座」を実施しました。その内容を2回にわたって連載します。 

今回は、受講者の感想からICT活用の効果や実践している学校の様子を報告します。

 

大阪教育大学木原俊行教授の講義では、ICT活用の「効果」について、考えを深めました。

習得型の授業でICTを活用することで、より分かりやすい解説ができたり、集中力を持続させたり、効率よく指導できたりするということが、
ICT
活用の「基礎的効果」であることがわかった。


ICT活用の実践発表の時間も設けました。

陸上競技の十種競技で、どの競技の相関関係が強いのかを調べさせるという高校の実践発表があった。
生徒が結果を
予測・検証していく過程で思考力を働かせることができ、「本質的効果」のある実践だと思った。 


その後、校種毎の班で実践交流をしました。

漢字の書き順、体育の立ち幅とびのフォームの指導、算数のフラッシュカードなど、
活用しようと思えば
あらゆる教科においてICT活用が可能であると知った。

ICTをどのように活用していけるかを話し合う中で、具体例をたくさん共有することができた。
活用のポイントは
「簡単に作成」「何度も繰り返せる」「全員で共有」だと思った。


ICTを積極活用している学校は、完璧に整備が進んでいるわけではなくて、それぞれでできる範囲で最大の取組をされていることがわかった。
工夫や試行錯誤が参考になった。


 次回は、「これからのICT活用」について掲載します。


<参考>

・授業研究と教師の成長(大阪教育大学 木原教授)
http://toshiyukikihara.cocolog-nifty.com/puppy/
 … 木原教授のホームページです。講座の様子も掲載いただいております。
 





 

 

第5回 センターでのICT活用を紹介します。

総合教育センターでは研修講座の研究協議をより活発なものにしたいと考え、タブレット端末の活用について検討しています。


 

[タブレット端末を活用した研究協議の流れ]

1:少人数のグループに分かれてグループ協議を行い、付箋を使って協議内容を模造紙にまとめる。

 

2:所員がタブレット端末で模造紙を撮影する。<活用方法①>

 

3:所員が撮影した画像をタブレット端末上で確認し、発表するグループを選ぶ。<活用方法②>

 

4:発表するグループの画像をプロジェクターで映し、拡大しながら説明する。<活用方法③>



<活用方法①> 
  
<活用方法②>

 <活用方法③>


 





 


      


今回紹介したセンターでのタブレット端末の活用については、「研究協議」を「児童生徒同士の話し合い」、「所員」を「教員」に置き換えてもらうと、「授業での教員によるICT活用」として捉えることもできます。

 

 次回は、「授業でのICT活用講座」について報告します。


<参考>
◇教員研修の手引き ー効果的な運営のための知識・技術ー (独立行政法人 教員研修センター)
http://www.nctd.go.jp/pdf1/tebiki2014.pdf
… 教員研修の運営について掲載されています。

◇学びのイノベーション事業実証研究報告書 (文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/030/toushin/1346504.htm
… タブレット端末の活用等、学びのイノベーション事業での成果について報告されています。
 

 

第4回 特別支援学校でのICT活用を紹介します。

特別支援学校では、これまでも重度重複障害や肢体不自由の児童生徒への学習に、AAC(Augmentative and Alternative Communication等の機器を活用し教育活動の充実に役立ててきました。最近では、授業の中でタブレットPCを様々な児童生徒に活用する取組が広がってきています。

タブレットPCの利点として、
 
①すべての児童生徒に使える 
②保管と設置が容易にできる ③学びの多様性を追求できる の3点が挙げられます。


特別支援学校におけるタブレットPCの最新活用例

◆導電スポンジを活用したタブレットPCにおける写真撮影


◆遊びの指導における加速度センサーを利用したじゃんけんゲーム


◆タブレットタッチャーやビックスイッチを活用したルーレットゲーム


◆体育実技におけるタブレットPCで撮影したビデオによるふり返り


◆アプリのボイスレコーダーを活用した声の大きさのマナー学習


◆理科の実験におけるビデオによるふり返りでの活用


◆書字、計算アプリの活用

写真撮影


ブレットPCは、大きな画面で児童生徒に表示しやすいということからカメラ機能の活用が多いです。また、動画撮影による授業のふり返りにも多く活用され始めています。
7月30日(水)には宇治支援学校を会場として、「府立支援学校におけるICT機器活用研修会」が開催されました。

別支援学校における、タブレットPC等の活用についての研究が進められています。(研修会の内容は、京都府スーパーサポートセンターHPに掲載)


「各教科等を合わせた指導」ガイドブック http://www.kyoto-be.ne.jp/ed-center/cms/index.php?key=jo90wwjg6-179#_179
…「資料ICTを活用した教育の情報化と障害に応じた教材教具のあり方について~タブレットPCを活用した取組~」(42ページ~)を掲載しています。

府スーパーサポートセンター 
http://www.kyoto-be.ne.jp/uji-s/ssc.html

 

 

第3回 動きを拡大提示してみましょう。

業の手順を示したいとき、どのような工夫をしていますか?

  

今回は「動きの拡大提示」について紹介します。

  

例えば、実験や実習の手順を先生が教卓の上で実演するという場合、教材を上に掲げて見せたり、近くに寄って見えやすいところで見るよう声掛けをしたりといった工夫があります。 

ただし、この方法だと、手元が小さすぎたり、他の子どもが前にいたりすることでクラスの全員には見えにくいという問題があります。

  

このようなときに、ICTを活用する方法を紹介します。

  


      

実践事例1 … 実物投影機とプロジェクター


 先生が実演している手元を実物投影機で撮影し、特に注意して欲しいところでは、

 ゆっくりとポイントを説明しながら、子どもの理解度に合わせて示すことができます。 

◆実践事例2 … ビデオ教材と電子黒板 


 実験や実習についてのビデオ教材を
電子黒板に映し出します。

 ビデオ教材
であれば、繰り返し映し出すことができます。

 インターネットで配信されて
いる動画も活用できます。 



ICT
活用することで、子どもからの「見えない」という声に応えてみませんか。

 
次回は「
特別支援学校でのICT活用」について連載します。



<参考>

京都府総合教育センター北部研修所作成コンテンツ http://www.kyoto-be.ne.jp/n-center/index.html
 … 楽しい授業のひと工夫<音楽編><家庭編><体育編>等に動画コンテンツが掲載されています。

教育用コンテンツについて(文部科学省) 
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/020705.htm#01
 … 授業で使える画像や動画など(教育用コンテンツ)を開発し、インターネットで提供しているホームページを紹介しています。

IPA教育用画像素材集 http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/
 … 音楽、技術・家庭、体育等の動画コンテンツが掲載されています。

 

 

第2回 資料を拡大提示してみましょう。

教科書やプリント等の内容を使って授業をするとき、どのような工夫をしていますか?

今回は、「資料の拡大提示」について説明します。

拡大提示することで、子どもに注目させたいところを焦点化することができます。
これによって、子どもの顔が上がるとともに、
「興味・関心を高める」「課題を明確につかむ」「分かりやすく説明する」
「知識の定着をはかる」といった効果が期待できます。
例えば、図を拡大コピーし、裏紙とマグネットを貼り、黒板に掲示するという工夫で、図を大きく見せることができます。
ただし、この工夫には準備にかかる時間が膨大であったり、図に一度書き込みをしてしまうと元に戻せなかったりといった問題点があります。

このような問題を解決するために、ICTを活用する方法を紹介します。


     
 ◆ICT活用事例 … 実物投影機と電子黒板を活用

  実物投影機を使って、教科書をそのまま拡大提示します。

  電子黒板の機能を使えば、画面上で書き込むことが可能です。

  機能がない場合も、透明なシート等を教科書の上に置き、その上から書き込みをすることが可能です。
ICT活用の第一歩として、「資料の拡大提示」をしてみませんか。
次回は、「動きの拡大提示」について掲載します。


<参考>
”IT授業”実践ナビ 
http://www.nier.go.jp/itnavi/index.html

 … 授業でのICT活用実践事例が掲載されています。「活用場面」から検索することができます。


独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/
 … 教育用画像素材集が掲載されています。教育のために学校や教育機関、ご家庭にて無償で利用できます。

 

 

第1回 校内に、どのようなICT機器がありますか?

教材を拡大して提示したら、子どもたちの注目が集まったという経験はありませんか?

 

ICTの積極的な活用は、言語活動の充実やグループ学習と並んで、確かな学力をより効果的に育成するための指導方法の1つとして、
国の「第2期教育振興基本計画」にも挙げられています。

そこで、このコーナーでは、ICT(Information and Communication Technology)の活用について連載していきます。

ICT機器には、コンピュータ、実物投影機(書画カメラ)、デジタルカメラ、デジタルビデオ、イメージスキャナ、Webカメラ、
ICレコーダー、DVD
レコーダー、ヘッドセット、プロジェクタ、スクリーン、電子黒板、大型テレビ、タブレット端末等があります。

校内のどこにどのようなICT機器があるのか、どのような活用が可能か確認し、授業の工夫・改善を進めてみませんか。

次回は、具体的なICTの活用方法
「資料の拡大提示」について掲載します。

 <参考>    
第2期教育振興基本計画
 
http://www.mext.go.jp/a_menu/keikaku/detail/1336379.htm  


 

・国内のICT教育活用好事例の収集・普及・促進に関する調査研究
 
http://www.eduict.jp/
 
 
「ICT教育活用事例映像集」動画コンテンツは京育ナビにも掲載しています。

 




 
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