10月20日(月)に「授業でのICT活用講座」を実施しました。その内容を2回にわたって連載します。
今回は、受講者の感想からICT活用の効果や実践している学校の様子を報告します。
大阪教育大学木原俊行教授の講義では、ICT活用の「効果」について、考えを深めました。
習得型の授業でICTを活用することで、より分かりやすい解説ができたり、集中力を持続させたり、効率よく指導できたりするということが、
ICT活用の「基礎的効果」であることがわかった。
ICT活用の実践発表の時間も設けました。
陸上競技の十種競技で、どの競技の相関関係が強いのかを調べさせるという高校の実践発表があった。
生徒が結果を予測・検証していく過程で思考力を働かせることができ、「本質的効果」のある実践だと思った。
その後、校種毎の班で実践交流をしました。
漢字の書き順、体育の立ち幅とびのフォームの指導、算数のフラッシュカードなど、
活用しようと思えばあらゆる教科においてICT活用が可能であると知った。
ICTをどのように活用していけるかを話し合う中で、具体例をたくさん共有することができた。
活用のポイントは「簡単に作成」「何度も繰り返せる」「全員で共有」だと思った。
ICTを積極活用している学校は、完璧に整備が進んでいるわけではなくて、それぞれでできる範囲で最大の取組をされていることがわかった。
工夫や試行錯誤が参考になった。