教育内容

 3年生連携コースでは、9月20日(金)の3・4時間目に淀川管内木津川河川レンジャーアドバイザーの山田信人先生を迎え、「いつまでも泉のように」と題して、木津川の水質環境の変化について、講義をしていただきました。

 山田先生は元々木津高校で教鞭をとられ、化学部の水質調査と環境改善の取り組みで、多大な功績を残されました。今回は木津高校時代の話から、退職後に河川レンジャーとして活動された話をつなげ、約30年間に渡る、木津川の水質環境の変化について講義をしていただきました。

 また、授業の後半では、木津高校近くの用水路の水、木津高校の水道水、醤油を1適加えた水の3種類でCODのパックテストを行いました。用水路の水はそこそこ高い数値がでましたが、木津高校の水道水はきれいであることがわかりました。また、水道水に醤油を1滴加えるだけで、かなりCODが上昇する事を体感し、食べ残しなどを下水に流すと環境負荷をかけていることを実感することができました。

 木津川は古くは泉川と呼ばれたように、きれいで人々の生活に身近な川でした。現在は鮎が遡上するCODレベルに近い所まできれいになってきていますが、マイクロプラスチックなどのゴミ問題もあり、課題がないわけではありません。きれいな木津川を守るためにも、木津川について学び、ひとりひとりが環境に配慮した行動ができるようにしていきたいです。

 
 
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