学校便り

 

書道の校内作品展 2016/03/11 

 

 本校の書道の授業では、1年の最後に作品展を行っています。今月9日から本日まで実施しており、じっくりと様々な作品を見ることができました。古来、「書は人なり」と言います。自分の作品の前に立った時、そこには一生懸命な自分がいるでしょうか。友人の作品の前に立った時、その人らしさが伝わってくるでしょうか。より良い自分を目指して、さらに努力できるといいですね。

北嵯峨イメージ画像
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~作品のみどころ~

古典臨書(掛け軸・巻物)>

北嵯峨イメージ画像
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 自分の好きな古典を選び、臨書(手本を見て書き、書風をとらえること)をしました。大きな紙にたくさんの字数を書くなんて"無理" と思った人もいたようですが、およそ10時間かけて書いた作品には達成感も一入です。
 書道は、白と黒の世界。そこに朱(印)が入ることで、作品に生命力が加わったことが感じてもらえたでしょうか。裏打ち・軸表装という伝統技術の一端にも触れ、作品をより美しく展示し、大切に保存することも体験しました。これぞ書道と言う力作です。

<漢字仮名交じりの書(拓本)>

北嵯峨イメージ画像
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 自分の思いを他人に伝えるために、様々な工夫をしました――そこまでならば1年次にやったことと変わりないのですが、やはり学年が上がったのでステップアップしてみました。ベニヤ板に時を彫ること(刻字)をして、さらに拓本を採ったのですが、出来栄えは如何でしょう。書は本来「文房四宝」を使ってやるものですが、文房四宝以外のものを使った書的表現、すなわち「工芸書」への取組です。「書の味わいとは何か」が理解できていなければ成し得ない作品です。

<高野切第三種臨書(短冊)>

北嵯峨イメージ画像
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 "「仮名」なんて小学校に入る前から書けたし簡単" なんて思っていた人、甘かったですよね。なにせ書道でいう「仮名」は主に平安時代のもの。書いている文章は古文(和歌)だし、古典表記は現代のものとは違っている!しかも「変体仮名」という見たこともない文字が何文字もつながっていてどう書けばいいのかわからない...難儀の連続でした。まずは正しくかけなければ及第点です。

<漢字仮名交じりの書(来年度カレンダー)>

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 自分の好きな言葉を自分の思うイメージに表現しました。イメージが他人に伝わるように、様々な工夫を試みました。自由奔放に書いているようで、実は独りよがりにならないように色々と考えているのです。作者の意図が感じられれば大成功です。
 北嵯峨高校オリジナルカレンダーは限定4冊作成し、図書館、保健室、書道教室で使わせてもらっています。もう1枚は???来年度1年間、どこかで書作品に触れてみてください。