城陽市立北城陽中学校、開校42年目の始まりです。
本校では開校以来「自立・自律」の教育理念を大切にし、将来、子どもたちが社会でよりよく生きるための力が付けられるよう、教職員一同力を合わせ、日々の教育活動に取り組んで参ります。そして、城陽一、京都一、日本一の中学校を目指したいと考えております。何卒、保護者の皆様、地域の皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
4月、第42回入学式を挙行し、92名の新入生を迎え入れました。新2年生91名、新3年生62名、全校生徒245名で、城陽市立北城陽中学校の令和4年度がスタートしました。
<以下、入学式校長式辞より>
春の日差しが感じられ、若々しい青葉が芽吹く季節となりました。
本日、城陽市教育委員会 教育委員 小森 弥生様にご臨席を賜り、令和4年度城陽市立北城陽中学校「第42回入学式」を執り行うことができますことに、高段からではございますが厚くお礼申し上げます。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。先ほど、担任の先生に名前を呼ばれ、認証を受け、北城陽中学校の一員となりました。今日から皆さんは、本校の新たな仲間です。中学校での生活を、共に頑張りましょう。
本校は、開校以来「自立・自律」を教育理念とし教育活動を進めています。「自立」は自分で考え行動できる力。「自律」は社会のルールを守り、自分で目標を立てそれに向かって進む力。「自立と自律」は、将来、みなさんが「社会でよりよく生きるため」に最も大切なことだと考えます。様々な活動を通してこの力を付けていきましょう。
さて、中学生活を送る上で、大切にしてほしい「3つのお願い」をします。
1つ目は、お互いの違いを認め合える集団づくりです。多くの人が集まれば、一人一人の価値観や考えが違うのは当たり前です。その上で、お互いの違いを認め合うことができれば、きっと、仲間はずれやいじめなどのトラブルは起こらないはずです。決して簡単なことではないと思いますが、周りの人と「どうしたら、うまくやっていけるのか」を考えて行動し、よりよい人間関係をつくってください。
2つ目は、目標を持って生活することです。自分がどの方向に進むのか、時には道に迷ったり、遠回りをすることがあるかもしれません。そんな時、自分が目指すべき目標、進むべき方向がはっきりしていれば、今しなければならないこと、これからすべきことが明確になり、結果として目標達成につながります。どんな目標でも構いません。中学校生活の中で、自分の将来を見据えた目標をしっかりと見つけてください。
3つ目は、2つ目の話と重なりますが、今から三年後には自分の進む道を決めるということです。多くの選択肢の中から一つを決めるということは決して容易なことではありません。また、決定する時には十分な力を蓄えておく必要があります。中学校の三年間で、その力を身につけるため、学習や部活動、さまざま活動に精一杯取り組み、一日一日を大切に過ごしてください。
後になりましたが、保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。これまでお子様に注いでこられた愛情・抱いておられる期待を、私たちはしっかりと受け止め、教職員一同頑張って参ります。皆様との信頼関係を大切にし、手を取り合って子どもと向き合うことが、重要であると考えております。何卒、ご支援とご協力をお願いいたします。
また、今後もコロナ禍の影響が心配される状況ではございますが、安心・安全を第一に考えながら、可能な限り教育を止めずに実践して参りたいと考えておりますので、併せて、ご理解をお願いいたします。
それでは新入生の皆さん、本校の一員として、共に頑張りましょう。
令和4年4月8日
城陽市立北城陽中学校 校長 奥田 昇