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校長より

令和3年度のスタートにあたって
                           校長 奥村久夫

社会が新型コロナウイルス感染症の再拡大で大きく揺れる中、本日令和3年度の始業式を迎えることができました。このような中ですが、幸いに本校関係者での感染者等なく今日を向けられたことを大変うれしく思います。本年度も昨年度同様に、できる限りの対策を講じながら、教育の歩みを止めないことを念頭に尽力して参りたいと思います。本日の始業式では新2,3年生に次のようにな話をいたしました。
 

-前略-

 約2週間の春休みはどうでしたか。何か心が動くような出来事はありましたか。2年ぶりに開催された選抜高校野球も感動的でしたが、私はやはり先日の水泳・池江選手のオリンピック内定の瞬間が心に残っています。ご自身も「この世でこんなに苦しいことがあるのか」と綴られていたほどの抗がん剤治療などの闘病生活を経て、奇跡の回復、しかもこの短期間でオリンピック代表とは驚きしかありません。レース後の会見で「『ただいま』という気持ちでこのレースに入場してきました。自分がすごくつらくてしんどくても努力は必ず報われると思いました」という言葉に、何かすべてが詰まっているように感じました。
 さて、春は別れと出会いの季節です。3月には卒業した先輩との別れがあり、今年は残念ながら新型コロナウイルス感染症への対応ため、離任式は実施できませんでしたが、お世話になった先生方との別れがありました。そしてこの4月は出会いの季節です。朝登校して新しいクラスの仲間との出会いがありました。もちろん、前から知っていた人もいれば、今回初めて同じクラスになった人もいるはずです。また、新たにお迎えしました6名の先生方を含め、これからの出会いがどんなドラマを作っていくのか本当に楽しみです。 本校では「人との出会いを大切に」という言葉を大切にしていますが、出会いを大切にする秘訣は2つあります。
 ひとつは、「あいさつ」です。朝であった時に「おはようございます」。気持ちの良いあいさつが全ての始まりです。まずはこの4月、気持ちの良いあいさつを心がけてください。そこから新たな人間関係が結ばれ、よい出会いとなります。
 二つ目は、相手から学ぶ姿勢を持つことです。人間ですから誰でも良いところがあれば悪いところもあります。悪いところを探して指摘しても、人間関係がぎくしゃくするだけです。相手のよいところを探して、そこから学ぼうとする人は、一つの出会いからも学ぶことができます。そしてその積み重ねが大きな差になってきます。
            
-後略-

 今日から始まる新しい学校生活で是非「あいさつ」と「学ぶ姿勢」を実践し、実り多い1学期となることを期待しています





令和2年度のスタートにあたって

 

この度、第19代校長に着任いたしました奧村久夫です。私にとって勝山中学校での勤務は17年ぶりのことですが、教職生活の中で最も長く、10年にわって勤務した思い出深い学校でもあります。校舎は、冷房施設が整えられたり、トイレが新しくなったりと変わった部分もありますが、教室の雰囲気は当時のままで大変懐かしく感じております。

子どもたちが育ってゆくこれからの社会は、大きな変革として「超スマート社会」とも言われるSociety5.0が訪れようとしています。そこでは人工知能(AI)やビッグデータ、IoTなどの先端技術が高度化してあらゆる産業や社会生活に取り入れられ、劇的な変化がもたらされると考えられています。多くの仕事がAIやロボットに代替される中で、「人間の強み」とは何かを考えた教育が求められています。それは、一言でいえば人間の持つ豊かな感性や、現実の社会を理解し、適応しようとする柔軟性や探求力をはぐくむことではないかと考えます。

日々の授業が知識の積み上げだけでなく、子どもたちが生涯学ぼうとする意欲や基礎的な学力の定着となるよう、学校生活や行事、部活動が子どもたちの心と身体を豊かにはぐくむことができるよう努めてまいります。

新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るため臨時休業が続く中、例年通りのスタートがなかなか切れませんが、地域や保護者の皆さまのお力添えも得ながら、この状況を乗り越えていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 

令和2年4月

                           

2学期始業式式辞

皆さん おはようございます。2週間という短い夏休みでしたが、有意義に過ごせたでしょうか。

新型コロナウイルス感染症の影響による臨時休校で、これまで1学期に実施していた学校行事が、すべて中止や延期となり、大変残念な思いをしたと同時に、これまで当たり前だと思っていた、学校に通うこと、みんなに会えること、一緒に学習や部活動ができることの大切さを再認識したことと思います。
 残念ながら、新型コロナウイルス感染症の状況は、第2波かと言われるような状況で、予防対策をしながらの日々がまだまだ続きますが、一方では体育大会を始めとした学校行事にも取り組んでいきたいと考えています。向日市には多くの竹林があり、筍は名産品の一つとなっていますが、「雨後の筍」という言葉もあるように、一雨ごとに目に見えて成長し、やがては少々の風や降雪があっても折れることなくしなやかな強さを身につけていきます。その成長の早さは、授業で日々新しい知識を吸収し、部活動等で技術や体力を身につけている中学生の皆さんと同じです。一方、竹の強さは節にあります。成長ごとに節ができることでしなやかな強さが生まれてきます。行事とは学校生活において、まさにその節を作ることに当たるものです。取組の中で様々ある意見をまとめていく過程や、失敗や成功をくり返しながら、一つのものを作り出していく過程で、友達同士の、学級内での、または体育大会なら色での多くの人との関わり合いの中で節は作られていきます。節ができればできるほど自分自身も、また、友人との人間関係もしっかりと強くなっていきます。人と人との関わり合いで是非意識してほしいことについては、本日の学校だよりに載せていますので後で読んでみてください。
 では、まだまだ酷暑のような日が続きますが、しっかりとした節を刻むことができるような、そんな2学期となるよう期待をし、式辞とします。

令和2年8月19日
3学期始業式式辞

新しい年、令和3年が明けました。例年より少し短い冬休みでしたが、どのように過ごしたでしょうか。関東方面では新型コロナウイルス感染症の増加傾向が止まらずに「非常事態宣言」が出されようとしています。京都府でも高止まりの状況から、ここ数日は増加に転じてきました。いずれにしても、予防対策の一層の徹底が必要な状況であることには変わりはありません。withコロナの新しい生活様式にはもうすっかり慣れたことと思いますが、今一度、「朝の検温・健康チェック」「マスクの着用」「3密を避けた生活」について緩んできてしまっていないか確認をしてください。
 3学期は最も日数が少ない学期で、3年生なら45日間です。本日の学校だよりでも書いていますが、1月は行く・2月は逃げる・3月は去ると言われるように思いの外、時間の経過は早いもので、うっかりしていると何もできないまま終わってしまうことにもなりかねません。
 1年生や2年生の皆さんは「先輩」や「最高学年」と呼ばれるにふさわしい姿になってきたでしょうか。3年生は受験が近いからといって特別扱いを受けてはいないでしょうか。2学期末に3年生の学年集会でも話しましたが、「受験生」ではなく「3年生」として、義務教育の9カ年を終えるにふさわしい姿になっているでしょうか。受験もその一部です。特別なことの先に進路があるのではなく、日常の努力の先にあります。普段どおり家族の一員として家事分担もして、心にゆとりを持ってください。
 「凡事徹底」という言葉があります。難しいことをするのではなく、朝起きたら布団をたたむ、脱いだくつを揃えるなど、何でもない平凡なことをしっかりやっていくという意味の言葉です。その積み重ねが大きな違いを生み出すという意味を含んでおり、日常の当たり前を徹底して継続することこそが成功の秘訣だという考えです。今年の干支の丑(牛)のように、ゆっくりでも一歩一歩確実に歩み続け、社会が様々に混乱する中ではありますが、動揺することなく凡事を徹底できる人に成長してくれることを期待しています。

令和3年1月7日