「フィールド科学実習」 (両学科 全学年)

 これまでの「総合実習」は栽培の基礎技術を身に付け、座学において得た知識を圃場にて実践し、繰り返し学習によって技術の向上を重視してきた。 そして実習ごとにその内容を整理するために実習記録簿を書き、知識と技術の定着を行ってきた。
 「フィールド科学実習」では、総合実習の内容に、以下の4点の要素を加え、科学的な理論と実践の融合を促進させる。


「グローバルプレゼンテーション」 (両学科 3年次)

 英語によるプレゼンテーションができることを目標にプレゼンテーションの技法はもちろんのこと、効果的な情報発信の手法について学習する。 「農業情報処理T」において、プレゼンテーションアプリケーションであるPowerPointの基礎的な活用術を学ぶ。 また「国語表現」においては、論理的な文章を書くための指導を徹底的して行う。更に英語を用いた表現力を培うために、留学生と交流する機会を設定し、 自己表現力を向上させ国際文化への理解を深める。また、Webデザイナーを外部講師に招き、効果的な情報発信の手法についても学習する機会を設ける。


「学術英語」 (両学科 3年次) 選択科目

 本校では、将来世界で活躍して、その研究成果を英語でプレゼンテーションする生徒を育てるために、高校段階から教養的な英語の他に、 実用的な英語を学ばせたいと考えている。そのため、学術研究機関である大学教育への橋渡し的な意味で、高校教育の中で、ESP(English for Specific Purposes 特定の目的のための英語)のベーシックを導入し、 農業または科学のための英語に特化した専門用語を理解するとともに、海外論文を読解できる力を身に付けさせる。
 具体的な内容は以下の2点である。


「伝統野菜」 (両学科 3年次) 選択科目

 京の伝統野菜を中心にその歴史、種類、栽培技術、商品価値など、京野菜検定合格水準まで学習を行う。 さらに遺伝子資源の保存の重要性と伝統・文化の継承などについても理解を促す。

 新科目以外においても、各科目の中で、京都の伝統・文化について学ばせる機会を設け、自国の文化を理解することにより、国際感覚を身につけさせる。 たとえば、3年次必須科目である「草花」において、華道(植物クリエイト科)及び茶道(園芸ビジネス科)体験を組み込む予定である。
 以上から、より質の高い研究を実施する中で、次世代を担う研究者の育成を図る。そして、教育課程としての普遍的なプログラムを目指し、京都府下の農業系専門学科はもちろんのこと、 他の職業系専門学科へもモデルケースを提案し、京都府における職業系専門学科のキーステーションの役割を果たすとともに、全国に研究成果を発信する。
 研究活動を通して、日本固有種であるノシバの保護活動、京の伝統野菜に対する研究で、生徒は伝統文化の大切さを認識すると同時に、グローバルな視点で物事を見つめる力を育むことができる。

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