KRPⅡ 講演会

 5月27日(木)6・7限のKRPⅡの授業で、京都産業大学生命科学部の佐藤賢一教授より、「自ら問いを立てる学び方を実践し、対話するハテナソン授業」と題して、探究活動における「問いづくり」の方法論について講演していただきました。

 講演の最初に、ベストセラー本『FACTFULLNESS』(ハンス・ロスリングら著)より13個の質問を生徒たちに投げかけ、どのくらい正解できるか確認しました。これにより、生徒たちはどれほど世界の現状や問題について知識が不足しているか、また根拠のない偏見を持っているかを実感していました。佐藤先生からは「自分の知らなかった見方や意識していなかった視点を知ることが探究する問いの発見には大切だ」という御指摘をいただきました。

 その後、「問いづくり」の方法論として、①問いあつめ(問われた質問に対してさらに問うことで新たな問いを発見する)、②QFT(思いついた問いを分類し、優先順位をつけて、さらに問いを見直す)、③問いの種類(大きな問い/小さな問い、抽象的な問い/具体的な問い)、の3種類を学びました。

これらの方法論を活用して、生徒たちは自分たちの探究する問いをこれから作っていきます。

 
COPYRIGHT (C) 京都府立桂高等学校