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所在地・連絡先

京都府立海洋高等学校
〒626-0074
京都府宮津市字上司1567-1
TEL 0772-25-0331
FAX 0772-25-0332
mail kaiyou-hs@kyoto-be.ne.jp
 
校長挨拶
2018/04/01

校長よりご挨拶

Tweet ThisSend to Facebook | by 京都府立海洋高等学校

          
           京都府立海洋高等学校 校長 矢野 誓作


「伝承」から「伝統」へ
 

 本校のホームページを訪問してくださりありがとうございます。
 本校は明治31年に京都府水産講習所として創立され、昭和17年に京都府立宮津水産学校、昭和23年に京都府立水産高等学校を設置し、平成2年に全国に先駆けて現在の京都府立海洋高等学校に改名しました。本校は、実習船「みずなぎ(258トン)」を始め、栽培漁業実習棟や食品製造工場(2棟)、水深10mプール、海面筏等、全国でも指折りの施設・設備を誇ります。今年度で120年の伝統を誇る本校は、近畿唯一の水産・海洋系単独専門高等学校として、地域の未来を拓く水産・海洋のスペシャリストの育成を目指し、日々邁進しているところです。

 昨年度の府立高校特色化事業「スペシャリストネットワーク京都」、文部科学省「GLOBE」(環境のための地球規模の学習及び観測プログラム)等の取組に際し、地元小・中学校や近隣高等学校を始め京都府水産事務所様、京都府漁業士会様、京都府漁業協同組合様、宮津市様、京都大学舞鶴水産実験所様、宮津なまこ組合様等多くの事業所や専門機関に御協力いただき、誠にありがとうございました。また、研究成果の発表会や校外における教育活動におきましても、各方面から御指導いただきましたことに心よりお礼申し上げます。

 さて、昨年度、本校は全国の水産教育に新たな歴史を刻むことができました。第19回全国水産・海洋高等学校カッターレース大会 2連覇、第15回全国水産・海洋高等学校食品技能コンテスト 総合優勝、第26回全国水産・海洋高等学校生徒研究発表大会 最優秀賞と、全国初となる全国大会3冠を達成することができました。また、全国水産高等学校長協会主催のマリンマイスター顕彰制度におきましても、本校生徒が全国最高点を収め、各種大会・コンテスト及び資格検定等水産教育の総合評価において見事な成績を収めることができました。加えて、「京都大学アカデミックデイ2017」では、高校生として唯一の参加を果たすことができました。さらに、食品経済コースが開発しました鯖味付缶詰「京の鯖」は、販売開始1年で37,000缶超を出荷する人気商品となり、地元観光産業の活性化に貢献しています。

 部活動では、加入率が99%を超えるとともに、国際大会及び全国・近畿レベルの大会に出場した生徒は120名(全校生徒比2.2人に1人)に達し、府内屈指の実績となっています。その中、レスリング部2年生が、アジア・カデットレスリング大会において本校初となる国際大会金メダルを獲得するとともに、全国大会3冠(JOC、インターハイ、全日本女子オープン)を達成するなど、2年後の東京五輪に期待が寄せられています。また、ウエイトリフティング部1名がインターハイ2位(本校として2年連続)となりました。文化部では、マリンバイオ部が、環境省から特別な認可をいただき、高校として唯一、国の天然記念物「アユモドキ」の飼育に取り組んでいます。各部とも、それぞれの目標に向かって活気ある部活動を展開しています。

 ボランティア活動では、年間を通して、105回、延べ6,826人が参加し、活動を通して巡り会った方々の温かさに触れ、人として確かな成長を遂げました。

  学力向上においては、次期学習指導要領の理念に基づいて、授業改善に組織的に取り組むとともに、徹底した教材研究や海洋プロジェクト(体系的、組織的な学習及び進路指導の総称)の推進、指導シラバスの充実等を通して伸びる喜びを体感させた結果、京都府教育委員会主催「府立高校実力テスト」や大学入試センター試験等において著しい伸びと高い実績を確認することができました。

 今年度、本校は校是である「率先垂範」「責任完遂」「和衷協同」「反省検討」を指導の軸に据え、「重点項目3S(スリーエス)」(専門教育・進路保障・生徒指導)に「チーム海洋」として取り組み、生徒の成長に努めたいと思います。

 ・専門教育 キーワード「だれもやってないことをやってみませんか」の下、昨年度の
      実績を踏まえ、常軌を逸した発想力と想定外への対処力で新次元を切り拓く。
 ・進路保障 「海洋プロジェクト」の推進を通して、「確実な進路」ではなく「背伸び
      する進路」を早期に確定し、夢の実現に不可欠な学力を身に付けさせる。
 ・生徒指導 学校生活において人権意識に基づく適切な言動を心がけさせるとともに、
      学校の諸活動の「目標」の先にある「目的」を意識させ、確かな成長につな
      げる。

 「専門教育」における研究活動では、地域や関係(専門)機関との連携を更に推進し、京都府教育委員会主催「地域創生教育推進プログラム」の趣旨を踏まえ、地域に関係する2K(活性化と雇用創出)の推進に貢献する力になりたいと思います。また、保護者及び地域からの期待と要望に応えるための2K(教育機関と研究機関)としての役割を遂行したいと思います。昨年度のナマコ人工採苗の成功や海洋観測機「Aqua-pi」の作製等、難しいとされる課題の研究に挑み、失敗を繰り返しながらも、地域の皆様の支援を励みに確かな成果を残すことができました。「停滞は後退」を肝に銘じ、「例年どおり」を根絶し、「新しい当たり前」を構築したく、「『伝承』から『伝統』へ」を指導理念としました。学力向上においては、大学入学共通テスト対策及び多面的評価の推進を柱に、従来の指導方法を見直し、ICT化、グローバル化等変化の激しい時代を豊かに生き抜く人材の育成に努めたいと思います。資格取得におきましても、引き続き、高校生のレベルを超える難度の高い資格に挑むとともに、AIの進歩やIoTによる技術革新により先行き不透明な社会に柔軟に対応できるよう多様な資格取得に励みたいと思います。ボランティア活動を、社会貢献に加え、自己有用感を高める重要な教育活動と捉えて推奨し、人とのつながりから豊かな心を育むとともに、個々の活動から得た学びを実生活に活かすことの大切さについて認識させたいと思います。今年度、読書活動の推進を重点目標に掲げ、多様な価値観や考え方を身に付けさせ、思考力や表現力、集中力を磨き、研究活動の深化につなげるとともに、豊かな人生を歩む礎を築きたいと思います。

 全国から多様な生徒が入学してきます。全ての生徒に他にはない輝きがあります。活気ある充実した教育活動や本校ならではの行事等を通して、一人一人の生徒に「居場所」と「出番」を見出し、確かな自信を育むことにより、卒業後のかけがえのない人生を、使命感を抱きながら、社会の進展に向けて力強く生き抜く人材を育てたいと思います。

 今年度も、社会や上級学校が求める主体性や、相手の心や状況をおもんばかる「真のコミュニケーション能力」を備えた人材を輩出し、同窓会会員の皆様が築いてこられた伝統がさらに進展しますよう、教職員一丸となって邁進していきたいと思います。引き続き、関係(専門)諸機関を始め、保護者や地域の皆様の御支援、御協力をよろしくお願いいたします。

 なお、皆様のお陰により、昨年度、本校ホームページへのアクセス件数が148万件(一昨年度比1.5倍)を超え、過去最多を記録することができました。今年度も、生徒の活躍や学校の様子を、連日、掲載しますので、御覧いただければ幸いでございます。


平成30年4月1日


08:30