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学校生活

 

 令和3年6月16日(水)2年生を対象に1学期人権学習を行いました。

とよなか国際交流協会職員の三木幸美さんに「私からはじめる私たちの多様性社会」というタイトルで講演をしていただきました。フィリピン人の母親と日本人の父親の間に生まれた三木さんの経験や、外国にルーツを持つ子どもたちの姿から、さまざまなルーツを持つ人が、この日本社会の中でどのように感じて生きておられるのか、その人たちと共に生きていくために私たちが考えるべきことを学びました。

三木さんの話を聞いた生徒からは、「本日はご自身の経験から沢山の大切なことを教えていただき、ありがとうございました。テーマは人権学習ですが、生きていく上で大切にしていくべきことも学べ、とても有意義な時間でした。差別はいけない、だから他人を馬鹿にするようなことはしない(していない)と思い込んでいたのかもしれません。ちょっと軽く相づちを打つことでも人を傷つけてしまっているのかもしれないと思いました。壁が社会が差別を生むというのはよく理解できました。差別には自分が変えられる問題と社会が変えられる問題があると思うので、まずは今日教えていただいたことから自分を変え、社会に目を向けていこうと思います。」

「私は今まで差別をしてはいけないから、自分が言われて嫌なことはしないようにしようと思っていました。でも、今回の講演で『差別に善意も悪意もない』ということを聴いて、分かっていると思っていた差別に対しての知識がくつがえされて、すっきりした気持ちになったのと同時に、今まで私はハーフの人に対して悪意は無く、傷つける言葉をかけてしまっていたかもしれないと不安になりました。でも、最後に三木さんが『大切なのは考え続けること』という言葉が印象に残っています。分からないからこそ分かろうと努力することを大切にしようと思いました。」

「今日の三木さんの話を聞いて、マイノリティを囲む法律・制度の壁、言葉の壁、心の壁の3つがありことを知りました。また、病院に通うこと、教育を受けるといった自分にとって、日本にとって当たり前のことが出来なかった(許されなかった)と聞いて、自分が当たり前だと思っていても当たり前じゃないこともあるということを知りました。誰の言葉も奪わないために、自分の気持ちを大切にすること、分からないからこそ分かろうとする努力をする。誰かの気持ちがそこに『ある』ことを知るのが大切なんだと知ることができました。」という感想がありました。

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