1 研究主題と研究の重点

 生き生きと活動し、仲間と共に伸びる児童の育成
        〜国語科・算数科・体育科を通して〜
 
【研究主題設定の理由】
 本校では、全教育活動において「学びの耕し」「心の耕し」をキーワードとして、研究を進めてきた。その結果、児童の実態としては少しずつ落ち着きが見られるようになり、意欲的・継続的に学習に取り組めるようになってきた。これまでの研究の成果により、児童は徐々に学び方を習得し、自分なりの考えを持つことができるようになり、基礎学力診断テスト等を見ても学力には向上が見られる。相手の顔を見て最後まで聞くことを大切にして指導したことで、静かに集中して聞く態度も身に付いた。また、言語力に焦点を当てた指導により、自分の考えを書いたり話したりできる児童も増えてきている。しかし、自ら課題を見付けて取り組んだり、自分たちで意見を出し合って新しいものを作り上げたりすることは難しく、学力の定着については依然として課題がある。指示されたことはできても、自ら考えて活動することや学んだことを活用して新しいことに挑戦する力には弱さがあり、学習活動そのものの楽しみを十分に味わうことができていない児童もいる。集中して学習する力は伸びてきたが、生き生きと学習に向かい、活動している児童はまだまだ少ない。また、一定時間姿勢が保てなかったり、ちょっとしたことで大きな怪我をしたり、学習の土台となる体作りが不十分であると感じさせる面もある。
 そこで、本年度は研究主題を
『生き生きと活動し、仲間と共に伸びる児童の育成』
〜国語科・算数科・体育科を通して〜
に設定した。「学校が楽しい」「学ぶことがおもしろい」「みんなに会いたい」「学校に来ると元気が出る」をキーワードとして児童も、指導者も共にそう感じながら育っていける学校創りを目指して授業を組み立てていきたい。本年度はその中心に国語科・算数科・体育科を位置付け、総力で研究に臨む。昨年度までの研究の積み重ねの上に、更に体育科を組み入れることで、思考と活動を繋げて行く試みをし、体を動かして考える力や自分の生活や健康について考える力も身につけさせたい。本校児童の「明るさ」「元気」「素直さ」というよさを生かし、授業の中で児童の活動の場を工夫すると共に、一人より仲間と共に学ぶ方がもっと力が発揮できると実感させることを大切に取り組んでいきたい。
 
 
 
【研究の重点】              
    児童に付けたい力       教師の姿

 学習に向かう力 
<学習の基盤作り>
・基本的生活習慣を整える。
・学習環境を整える。
(時間・空間・意識)
・学習準備ができる。
・学習方法がわかる。
・読書や運動に親しむ。
  
 自ら考えたり、活動したりする力  
<個の伸長>
・目的を持って活動する。
・言葉や活動を通して的確に理解し、自ら思考、表現する。
・自分の持つ力を生かして新しい課題に取り組み、活動することを楽しむ。
・身に付けた力を自分の生活に生かす。

 仲間と共に伸びる力
<集団作り>
・互いの立場や考えを尊重して、伝え合う。(言葉や絵、数・式・図・表・グラフ、身体表現など)
・活動を通して認め合い助け合い支え合う。
 

・落ち着いて学習できる環境作りに努め、安心して自分の思いを出し、相手の存在を大切にする教室を作る。
・家庭との連携を大切にして、基本的な生活習慣や学習習慣を身に付けさせる。
<教師は最も身近な教育環境>
      共通理解


・児童が自分で考える場、活動する場を設定し、指導計画を立てる。
・授業交流を活発にし、学び合う。
<教師も授業を楽しもう。>
    教材研究・手立ての工夫




・単元計画・授業構想を工夫し、ペア学習やグループ学習を取り入れる。
・授業外でも活動の場を設定し、広がりのある学びの場を工夫する。
<個性と調和=総力で取り組み高まり合っていく教師集団の姿を見せよう。>
      児童理解・集団作り