10月21日(土)、22日(日)に行われた第34回京都府高等学校総合文化祭美術・工芸部門に美術部員8名の作品を出展しました。 21日の講評会は、自分の作品だけでなく他の生徒作品を聞きとても参考になり、次回の作品作りに向けて大変役に立ちました。同会場には、写真部門や書道部門の展示もあり、興味深く鑑賞することができました。
記念撮影
講評会で制作の意図を説明する
他の部門を鑑賞する
美術Ⅲ(3年生選択科目)の授業において、3年前から文化祭で共同制作を屋外で発表しています。今年はトリックアート「HEYA」を中庭に展示しました。作品の木の橋に乗ったり、階段を降りたりしている姿を離れた場所から写真で撮影すると、まるで地下に部屋があるかのように見えます。
原画を投影し、ベニヤ板にチョークで写す
色の明暗差をはっきりと出してペンキで着色する
遊び方を書いたボードも作成した
中庭に設置!
美術部では、「藍を育てて藍染めをする」という新しい取り組みをしています。
現在は手軽な「合成藍」で染色をする場合が多いのですが、藍を種から育て、葉を収穫し、染色をするという一連の作業を通して、草木染めの一種の「藍」を知るとともに「藍染め」を体験することができました。9月に藍を育てている醍醐味である「生葉染め」を体験しました。葉の収穫日とその前日の両日が晴れていること、そして収穫後30分以内に染めることが条件となります。冬には「乾燥葉染め」を体験する予定です。
5月下旬 種まき
葉の収穫
茎から葉のみを採取
葉をミキサーにかける
シルクのストール
緑色に染色
動物性タンパク質の絹製品
藍の花
10月6日(金)、「美術Ⅲ」の授業として、初めて校外美術鑑賞を行いました。「東アジア文化都市2017京都 アジア回廊 現代美術展」が開催されている京都芸術センターを訪問しました。年齢層の幅が広い国内外の作家の展示発表が行われています。オ・インファン(韓国)の「死角地帯探し」では、視覚障害者のドーセント(展示解説担当者)の案内からはじまり、謎解きをしながらもう一つの「制作室2」へ道案内するという、新しいかたちの鑑賞方法を体験しました。意見を共有し合うことは、将来美術系進路に進む生徒たちにとって、今後の制作活動に良い影響を与えることでしょう。
視覚地帯探し
別会場へドーセントを道案内
堀尾貞治氏の作品
戦前に建てられた元小学校の建物
10月1日(日)、元二条城離宮と京都芸術センターで開催されている「東アジア文化都市2017京都 アジア回廊 現代美術展」を訪問しました。東大手門に集合し、国内外で活躍する東アジア作家のスケールの大きな野外作品やインスタレーションを鑑賞しました。京都芸術センターでは、係員から古い小学校をリノベーションした経緯を教えてもらいながら、映像作品をじっくり味わいました。現代美術の面白さを体感する校外活動となりました。
鏡の多重性
蔡國強氏 盆栽
キムチのザル 1万個
隅櫓 雷の音と呼応する電気の光