「3Dプリンターで作る立体造形」

 

 「高校生『京の文化力』推進事業」(京都府教育委員会府教委)を活用して、外部講師による「3Dプリンターで作る立体造形」に2回にわたって取り組みました。講師は嵯峨美術大学の楠林拓准教授、1回目のアシスタントは同大学2回生の谷育弥くん(平成27年度本校卒業生OB)と2回目は梅原麻由さんで、課題は「ユニバーサルかつ美しいデザインのペットボトルキャップをつくろう」でした。
 1回目(8月30日)は、3Dプリンターの実演と3DCADのソフト(Fusion360)の使い方を学び、カバーキャップを設計しました。その際、次回までにデザインを三面図にすることが課題となりました。
 2回目(9月13日)は、各自のデザインを本格的にCADソフトでモデリング(実際の寸法を入れてデータを作成)をしました。初めて扱うソフトですが、生徒達は順調に作業をすすめ、わからない作業はすぐに講師かアシスタントに教えてもらいました。前回作成したキャップ部分に完成したデザインを挿入したデータは、大学で後日3Dプリンターで造形されます。
 この事業をとおして、デザインが生活に密接に関係していることを学び、近い将来、各家庭に3Dプリンターの導入によって気軽に作れる時代が来るという話を聞いて期待を膨らませるなど、大変有意義な体験をすることができました。自分のデザインが立体的に造形されることは、とても感動的なことです。後日、届いた作品をアクリル絵具で塗り、芸術展などで展示をします。

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三面図を見てもらい作業に移ります。

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モデリングの様子1

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モデリングの様子2

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難しい型はスカルプモードで挑戦。

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分からないことはアシスタントの方に質問。

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3Dプリンターで造形!!

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自分のデザインが目の前で立体的に造形されて感動!!