3月1日(金)、第15回卒業証書授与式を行い、城南菱創高校第15期生237名を送り出しました。
井上校長は式辞で、「コロナ禍の影響を受けた高校生活であっても、工夫を凝らし、逆境を乗り越えてきた成果こそが今の姿なのだ」と卒業生を称え、今日という日を祝しました。その上で、『沈黙の春』の著者で環境問題を告発したレイチェル・カーソンの『知ることは感じることの半分も重要ではない』という言葉を紹介しました。「暮らしの情報化が進む中だからこそ、感性を磨くことが重要であり、これからも自分がどう感じているかということを大切にしてほしい」と述べられました。
在校生送辞と卒業生答辞の後、卒業生による式歌が披露されました。保護者、教職員の盛大な拍手に送られて閉式となりました。
令和5年度教養科学科「こだわり学」研究発表の表彰式を行いました。
先日行われた総合発表会では、1年教養科学科生徒が取り組んだ研究についてプレゼンテーションしました。
当日は外部アドバイザーとして、京都大学の学生6名に参加していただき、発表審査と講評を行っていただきました。
そして、生徒の相互評価と本校教員の審査結果を総合的に判断し、高い成績を修めた生徒達を表彰しました。
受賞者は「自分の興味を持ったテーマについて多くの人が関心を抱いてくれたことを嬉しく思い、1年生で学んだことをいかして、2年生からのゼミ活動にもがんばりたい。」という感想を述べました。
最優秀賞「子どもの健やかな発達をアートの力で!」
優秀賞「投資について知ろう」
優秀賞「学習意欲を高めるために」
ラーニング賞「学校給食の必要性とフードロスの関連性」
コ・クリエーション賞「世界の方言」
オーナーシップ賞「奈良の観光業について」
2月3日(土)、京都工芸繊維大学にて、グローバルネットワーク京都交流会が行われました。「持続可能な国際社会への展望」をテーマに、パワーポイントとポスターセッションの形式で提言発表が行われました。
提言発表Ⅰでは、パワーポイントを使用したプレゼンテーションが行われました。本校の英語ゼミの生徒が、「How to Make Sightseeing More Comfortable for Foreigners」のタイトルで英語スピーチを行いました。
提言発表Ⅱでは、ポスターセッションが行われました。本校の教養科学科1年生の代表の生徒たちが、「子どもの健やかな発達をアートの力で!」と「中国大陸を支配する民族によってどのような違いがある?」のタイトルで発表を行いました。
令和6年1月12日(金)、3年生へ向けて共通テスト激励会を行いました。
井上校長は、「私から『俯瞰する』という言葉を送ります。会場に入ったときに、ぜひその部屋全体を見渡してください。全体をよく見るという気持ちで臨めば、ずいぶん気持ちが落ち着き、普段の自分と変わらないことを確認できると思います。」とアドバイスをしました。
また、中野進路指導部長からも自分が受験した時のエピソードを紹介し、「緊張は誰しもがするものです。緊張しているのは普通だと思って取り組んでください。当日の注意として、一つ目は、目の前のことにだけ集中する。二つ目は、すべての設問にマークする。あとは全力を尽くしてください。」とメッセージを送りました。
13日(土)、14日(日)と二日間行われる共通テストで、受験生全員が全力を出せることを祈っています。
令和6年1月9日(火)に3学期始業式を行いました。
はじめに、令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
このような状況の中、本日無事に始業式を行うことができたことに改めて感謝の意を示します。
3学期も生徒のみなさんの健やかな成長を祈ります。
始業式の式辞で井上校長は、「忠臣蔵」で大石内蔵助が全員籠城・切腹を主張したのに対し、家老・大野九郎兵衛が城明け渡しを主張し対立した話を取り上げました。物語では赤穂浪士の討ち入りを正義と扱い、大野の主張は不忠・卑怯であると解釈されていますが、切腹を免れ多くの人々を庇護しようとした大野の考えは合理的であり、彼なりの正義であるというとらえ方ができます。この点を考慮し、私たちは自分に正義があるように、他者にも異なる正義があることを理解し、考え方を広げていくようにと伝えました。
その後、末常生徒指導部長の講話がありました。