令和4年4月8日(金)、1学期の始業式を行いました。

井上校長は式辞において、新しい環境での心がけについて次のように述べられました。


始業式にあたり、みんなに将棋の棋士、羽生善治さんの言葉を紹介します。

「三流は人の話を聞かない。二流は人の話を聞く。一流は人の話を聞いて実行する。超一流は人の話を聞いて工夫する。」という言葉です。羽生さんの一番言いたいことは工夫の大切さだということだと思います。

 私たちは今まで指導者や先生の言うことをよく聞いて、言いつけを守って、教えに従うことが大事だと思ってきました。もちろん、それはとても重要なことで、羽生さんも人の話を聞くことがスタートだと言っています。ただ、それで全部終わりかというと、そうではなく、自分なりの工夫をしてみることが必要なんだということです。

 例えば、何かテーマを与えられて、自分で解決する場面では、自分の中で様々な工夫を考案し、試してみることがよくあります。日常余り意識をしないのかもしれませんが、みなさんはそういうことを行っています。

 このような工夫を行うと、独自の発想でものごとを考えることができ、学ぶことの楽しさや面白みにもつながっていきます。とにかく言いつけを守って努力を続けてきたところから抜け出してみて、自分なりの工夫をしてより高みを目指すことも大切です。

 それぞれ学年が1年ずつ上がって、今見えてる景色も違うかもしれません。今年度も前向きに取り組み、城南菱創高校での充実した生活を送ってくれることを期待しています。