令和3年12月20日(月)、2学期の終業式を行いました。

井上校長は式辞において、「矜持」という言葉を次のように紹介しました。

『この言葉は、ドラマ「日本沈没」で登場しました。地殻変動によって国土が沈没することが確かになり、日本人の移住先を探すために世界中の国々と交渉します。

中国の長老の「日本人は引き受けよう。では、日本人は中国に来て中国人になれるのか?」という問いに対して、日本の政府の高官は「それはできない。日本人としての矜持だ。」と答えました。

「日本が沈没するので、中国に住むことになるけれども、日本人のまま生き続けたい。」という意味です。

矜持という言葉はもともと誇りやプライドという意味ですが、ドラマで使われた意味でもう少し深く捉えると、自分自身で定めた生き方に対して誇りをもつこと、周囲に流されることなく自分の正義を守ることであったりするのかもしれません。1年の終わりの時期を迎え、自分にとっての矜持は何か、いろんな場面で考え、自分の矜持を大切にできるようにしてもらえたらと思います。』