土笛はなぜ音が鳴るのでしょう?歌口によって二つに分かれた空気の渦は「カルマンの渦」と呼ばれ、渦でできた振動と、土笛の中の固有振動が共鳴して、大きな音がなります。理科の先生による講義では、空気の通り道に障害物があると、その後ろでは空気の渦によって振動が起こることを、なぜ旗は風によってたなびくのかなど、具体的にわかりやすく説明していただきました。

土笛は音階が分かれるように、わざと大きさを変えました。大きな土笛からは低い音が、小さい土笛からは高い音が鳴ります。吹き口から覗いたとき、中心にリードがくるよう音が鳴るまで「へら」で調整しました。素焼きした後に、絵具でカラフルに着色しました。

音を出しあって、音階順に並んでみます。上手く音階にあてはまりません!音楽の先生が音階をつけると、ド・レ・ミ♭・ファ・ソ・ソ♯・ラ・シ・ド♯。それぞれが音を出して、和音となるのを楽しんだり、最後には「チューリップ」と「キラキラ星」を演奏できました。