【2学期を終えて(令和2年12月23日)】 約4ヶ月にわたる2学期も、本日、終業式を迎えました。 新型コロナウイルスの感染状況が、依然として拡大傾向にある中、大変残念ですが今回も校内放送での終業式となりました。放送で、子どもたちにお話しした内容の一部を下記に抜粋します。
『約4ヶ月という長かった2学期が、ようやく今日で終わります。4ヶ月前の始業式の日に、校内放送で校長先生から皆さんに「3つの気持ち」をもってほしいというお話をしました。
一つ目は、簡単にあきらめず最後まで「やり切る」という気持ち。
二つ目は、周りの誰かが一生懸命頑張っているところを見たら「すごいなぁ。」「えらいね。」と「応援する」気持ち。
そして三つ目が、逆に誰かが困っているところを見たら「どうしたの。」と声をかける「思いやり」の気持ち。
もう一度言います。「やり切る」「応援する」「思いやり」。2学期は是非とも皆さんのそういう姿を見たいと言いました。
すると早速、9月のある日のことです。公園で飼い犬を見失って困っているお年寄りの方を助けるために、6年生の子どもたちが地域を探して回るという素晴らしい行動を知らせてくれる電話がありました。新聞記事にもなったので、皆さんも知っていると思います。
このような「思いやり」のある行動を、学校の中だけでなく、自分たちが生活をしている身近な地域でも実行してくれたことに、大変感動しました。
そしてもう一つ。皆さんは、9月に6年生のクラスに一人の転入生があったことを知っているでしょうか。この転入生は、10月にはまた転校しましたので、今池小学校には1ヶ月ほどしかいませんでした。ですので、6年生以外の人は、あまり気が付かなかったかもしれません。先生が言いたいのは、この転入生が、1ヶ月という短い期間ですが、楽しく学校生活を送ってくれたことです。転入生の不安な気持ちを思いやり、温かく受け入れる雰囲気を、6年生の皆さんが作ってくれたことに感謝したいと思います。
最高学年の6年生が示してくれたお手本は、きっと他の学年にも引き継がれていくと信じています。』

2学期は、運動会をはじめ多くの行事が中止、もしくは内容の変更・縮小ということで、子どもたちにとって楽しみが半減する学期であったと思います。そのような状況においても、思いやりの気持ちを忘れず、行動で示してくれた6年生の姿を見て、大変嬉しく感じました。
本校では、「お互いの心が通じ合うコミュニケーションの力を身に付ける」ことを目標に、「思いやり」をキーワードとして、日々教育活動に取り組んでいます。異学年集団「スマイル班」の活動は、何度もホームページで紹介していますが、このような取組を中心に、3学期も教職員一同、精一杯努めてまいります。
保護者の皆様やボランティアでお世話になった地域の皆様には、この場をお借りしまして感謝申し上げますとともに、3学期もご支援・ご協力賜りますよう、よろしくお願いいたします。
【1学期を終えて(令和2年8月5日)】
本日8月5日、1学期の終業式を校内放送で行いました。 新型コロナウイルスが全国的に猛威を振るい、長期にわたる臨時休業など、これまで経験したことのない事態に大人も子どもも戸惑う毎日でした。6月1日に学校再開となってからは、マスクの着用や手洗いの励行などに子どもたち・教員が一体となって取り組み、何とか無事に1学期を終えることができました。この間の保護者の皆様のご協力に改めてお礼申し上げます。 また、地域の方々にも大変お世話になっていることを感じた1学期でもあります。 暑い日や雨の日でも、毎朝子どもたちの登校の見守りをしてくださった方々、さつまいもや稲の苗植えを丁寧に教えてくださったり、図書室の窓に素敵な飾り付けをしてくださったりしたボランティアの方々、本当に有難うございました。
1・2年生が苗植えしたさつまいも 5年生が栽培している稲
登校した子どもたちが校門から見上げると窓に素敵な飾り付けが・・・
思わず微笑みたくなるような作品も飾っていただきました。2学期の始業式は、8月24日に行います。今後とも何かとお世話になりますが、よろしくお願いいたします。
【新年度を迎えて(令和2年4月10日)】 この度、城陽市立今池小学校に校長として着任いたしました。4年間、学校現場を離れていましたので、再び子どもたちと一緒に学校生活を送れることを大変嬉しく思っています。
さて、お子様のご入学・ご進級、誠におめでとうございます。大人に比べ、子どもの成長は本当に速いと感じます。子どもたちに負けないよう、私もこれから今池小学校の子どもたちとともに成長していきたいと思います。
一方で、大変残念ですが、全国的に広がりを見せている新型コロナウイルスの影響が城陽市にも及び、5月6日(水)まで臨時休業が延長となりました。4月13日(月)の登校日には子どもたちと再会できることを楽しみにしていましたが、またその後しばらくは、一緒に楽しく学校生活を送ることができなくなってしまいました。少し長い臨時休業となりますが、学校再開時には、子どもたちが安心して学校生活を送ることができるよう、学校としても安全対策に努めてまいります。そして、子どもたちの健康を守るためには、やはり学校と家庭の連携・協力が大変重要です。今後、ご家庭にも何かとご協力をいただくことがあろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。