保健体育課イメージ

戻るボタン

 技と力と心を極め、府民に夢と感動と勇気を与える優れた競技者を育成する

競技スポーツ充実プラン

 
 

プランの目標

 国内レベルの競技会で常時上位入賞を果たせる競技者を育成するためのサポート体制の確立、更には国際レベルで活躍できる競技者や指導者の育成
 
 
 
 人間の可能性や記録に挑戦する競技スポーツは、競技者自身の人間性を高めるとともに、わたしたち府民に大きな夢や感動を与え、日々の暮らしの中に活力やうるおいをもたらしています。
 このプランは、京都府と関係団体等のより一層の連携により、体育・スポーツ関係者が一体となって優れた競技者を育成し、府民みんなでささえ、応援できる魅力ある競技スポーツの充実を目指すものです。
 
■京都府の競技スポーツが目指す具体的目標
1 国民体育大会において、京都府選手団が男女総合成績常時入賞(8位以内)を 果たす。
(資料「国民体育大会開催県における男女総合成績(順位)の推移」参照
2 京都府関係選手のオリンピック日本代表参加競技種目数を倍増させる。
(2000年シドニー大会:8競技種目)
 
 
 
T 優れた競技者を育成するための効果的な強化体制の構築に努めます 
 
 昭和63年の京都国体開催を契機に、今日まで築き上げられてきた京都府競技力向上対策本部を中心とする、財団法人京都府体育協会や関係団体との連携協力に基づく強化体制を核に、スポーツ関係者が一体となって、組織的な強化・協力関係の充実を図り、本府の競技力の向上に努めます。
 
 
 
 「一貫指導システム」の構築
 個々の競技者が持つ優れた競技能力を発掘・育成し、その資源を将来に向けて効率的・効果的に伸ばしていくためには、一貫した指導理念に基づく系統的・継続的な指導が重要です。
 そのため、各競技種目ごとの「一貫指導システム」の構築に努めます。
一貫指導システムの概要図 
 
2 一貫した指導理念に基づく「競技者育成プログラム」の作成・活用
 「一貫指導システム」構築のため、各競技団体が、年齢や競技レベルに応じた「競技者育成プログラム」を作成し、プログラムに基づいた競技者の育成・強化を図るとともに、学校・関係団体・総合型地域スポーツクラブ間での指導に関する連絡調整会議を開催するなど、競技者育成のための連携体制の整備を進めます。
 
 
3 トップレベルを目指すための指導者(コーチングスタッフ)の育成・活用
 「競技者育成プログラム」による競技者の効果的な育成・強化には、優れた指導者が必要です。
 そのため、各種講習会はもとより、競技種目の枠を越えた指導者間の情報の共有化を図る研修会の開催等により、指導者の資質向上を図ります。
 また、競技団体や学校、地域の有資格指導者を総合型地域スポーツクラブ等に派遣するなど、幅広い人的資源の活用を進めることにより、指導体制の整備・充実を図り、競技力の向上に努めます。
 
 
4 「一貫指導システム」を充実させるための専門家の参画・協力
 「一貫指導システム」の機能を充実させるためには、スポーツ医・科学の成果を踏まえた科学的・合理的な取組が必要です。
 そのため、社団法人京都府医師会をはじめ、府内の大学や企業等との一層の連携を図り、スポーツドクターやスポーツ科学関連分野の専門家の強化スタッフへの参画・協力を得ることによって、総合的な競技者支援体制の整備に努めます。
 
 
5 競技者の健康管理体制の充実 
 競技者の能力を最大限に発揮させるためには、心身両面にわたるコンディショニング、さらにアンチ・ドーピングを含む、競技者の自己管理意識の高揚を図る指導が必要です。
 そのため、発育・発達の段階や競技レベルに応じた健康管理に関する事業やスポーツ医・科学相談事業を進めることによって、競技者の健康管理体制の充実に努めます。
 また、これらの事業によって得られたスポーツ医・科学に関する各種データの集積を図り、競技力向上のための有効活用に努めます。
 
 
6 情報ネットワークの整備
 優れた競技者を育成するため、府内の学校や地域における競技者や指導者に関する情報の整備をはじめ、国立スポーツ科学センター等の中央団体との情報の共有化も視野に入れながら、競技者の育成・強化に有効な情報ネットワークの整備を進めます。
 
 
7 強化拠点の形成
 各競技団体が「一貫指導システム」による指導を効果的に行うために、既存の公共スポーツ施設等を有効に活用し、各競技の強化活動の中核となる強化拠点の整備・形成に努めます。
 
 
 
U 府民に夢と感動を与える京都府関係選手の育成と強化を進めます 
 
 国際競技会で活躍するなど、府民に夢と感動を与えることができる優れた競技者を効果的に育てるため、ジュニアからシニア、初心者からトップレベルの選手に至るまでの育成・強化環境の充実を図り、その支援に努めます。
 
 
1 「未来のトップアスリート」育成のための能力の発掘
 将来の優秀な競技者を生み出すためには、ジュニアの競技人口の拡大を図り、個々の選手の能力と可能性を最大限に引き出すことが必要です。
 そのため、子どもたちがプロスポーツ選手やオリンピックのメダリスト等から、直接指導を受ける機会を設けるなど、様々なスポーツと出会い、親しむ機会を充実させることによって、将来への夢を描くことができる事業を進めます。
 
 
2 次代を担うジュニア選手の育成・強化に対する支援
 ジュニア選手を育成するためには、児童・生徒期における充実した体育・スポーツ活動を通じて総合的に競技能力を向上させることが必要です。
 そのため、子どもの発育・発達段階に応じた競技力向上事業の充実に努めることにより、「未来のトップアスリート」となるにふさわしいジュニア選手の育成・強化を支援します。
 
 
3 国民体育大会に向けた京都府代表選手(チーム)の強化と支援
 国内最大規模の総合的な競技会であり、47都道府県の競技スポーツ振興の指標といえる国民体育大会での京都府選手団の活躍は、本府の競技スポーツ振興の取組の成果として、大きな意味を持っています。
 本府代表選手(チーム)が常時活躍できるよう、国体選手養成強化事業を推進し、その強化支援に努めます。
 
 
4 国内最高レベルの競技会で活躍する京都府関係選手(チーム)への支援
 国際的な競技会で活躍するためには、常に国内大会で好成績を収めることが前提となります。
 そのため、本府を代表し、国内最高レベルにあり、国際レベルに挑戦できる極めて高い競技力を持つ選手(チーム)の強化活動への支援に努めます。
 
 
5 優秀な競技者の定着に向けた支援
 本府のトップレベルの競技者が、府内を活動拠点として活躍できるよう、府と競技団体・企業・地域等が協力し、企業運動部と地域との連携方策を探るなど、社会人選手(チーム)への支援に努めます。
 
 
6 活力のある社会づくりのために貢献できるトップアスリートの育成
 府民に愛され、夢や感動を与えることができる競技者には、単に高い競技力を持つことだけにとどまらず、その人格面の充実と競技スポーツ振興に積極的にかかわる姿勢が求められます。
 そのため、競技者が、社会人としての資質を高めることができる研修会を開催することにより、名実ともに京都のトップアスリートとして認められ、第一線での活躍から退いた後も、次代の競技者育成や競技スポーツの啓発にも力を発揮できるような取組の充実に努めます。
 
 
 
V 府民と競技者が一体となった競技スポーツの振興を目指します 
 
 「京都府民のスポーツに関する調査」の結果、府民は、本府関係選手の活躍に対する応援意識や、国際競技会などの高いレベルの競技会に対する関心が高いことがわかりました。
 このことを踏まえ、府民のための競技スポーツをより一層振興させるため、感動あふれるスポーツシーンに触れる機会を充実させ、府民挙げての応援体制づくりを目指すなど、府民と競技者が一体となり、ともに高め合える取組を推進します。
 
 
 
1 府民によるトップアスリートの応援・支援体制の整備
 「競技スポーツ振興事業」の推進をはじめ、府民によるトップアスリート支援の在り方を検討するなど、府を挙げて競技者をささえ、その意欲をさらに喚起し、競技力の向上につながる様々な取組を推進します。
 
 
2 トップレベルの競技者に触れることができる場面づくり 
 府民の「みる」・「ささえる」スポーツニーズに応え、競技スポーツへの関心をさらに高めるため、国際大会も視野に入れて各種競技会を開催・誘致することなどにより、府民が感動を共有できる場面づくりに努めるほか、トップアスリートと触れ合える参加型イベントを開催するなど、競技スポーツの魅力を広く府民に伝える取組を進めます。
 
 
3 トップアスリートの功績を多くの府民がたたえる顕彰制度の充実
 競技者に誇りと達成感をもたらし、次の目標に向かっての意欲を喚起する上で、顕彰制度には非常に大きな意義があると考えられます。
 このことから、府民の支援意識を礎にして、トップアスリートが精神的にささえられ、大きな励みとなるような顕彰制度の在り方について検討を進めます。
 
 
4 競技スポーツに関する情報の積極的な発信
 広く府民に競技スポーツへの興味・関心を喚起し、一層の支援を呼びかけるため、多方面からの情報を収集整理し、あらゆるメディアを活用することによって、本府の競技団体の活動やトップアスリートの活躍を積極的に広報します。

戻るボタン