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図書館より【館内展示】

 

6月10日は「時の記念日」です。現在、図書館では「タイムトラベル(タイムリープなど含む)」をテーマにした小説の特設コーナーを設置し40冊ほど置いています。「時空を越える」「時を操る」といったことは、誰もが一度は憧れた経験があるでしょう。王道では『夏への扉』や『時をかける少女』、本校生徒に人気があるのは『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』です。お気に入りの一冊を読み返すのもよし、新たな作品に出合うのもよしです。ぜひ図書館にいらしてください。ここでは「時空」を越える必要はありませんよ。

〈司書教諭より〉
先日、担当する3年生の倫理の授業で「さまざまな人間観」を取り上げました。「ホモ=サピエンス(英知人)」は知恵のある人、「ホモ=ファーベル(工作人)」は道具を使って生産する人、というように「人間とは何か」の学習です。授業後の小レポートで、自分なりに人間の定義をしようという課題を出しました。ある生徒は「ホモ=トゥモロー(明日人)」と命名し、"人間は明日のために生きていて、明日のために今を生きている"と言います。夢を叶えるためにも明日は必要とし、そのためには日数(時間)が必ず必要だと考える―。今回の図書館内企画展示に関わり、時間への「憧れ」ではない時間への「真摯な態度」を私が学ばせてもらいました。

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