心のサポート推進事業について

 いじめ、不登校等の問題行動や少年による凶悪犯罪の発生などが大きな社会問題とな っている昨今、学校及び家庭における児童生徒や保護者の心の相談に対応する総合的な サポート体制(相談体制)を充実させ、問題行動等の未然防止や早期解決を図るため、 心のサポート推進事業を実施しています。


スクールカウンセラー活用事業補助調査研究事業
   京都府内の小学校・中学校・高等学校に、スクールカウンセラーを配置しています。府内のスクール
カウンセラーは、全て臨床心理士を配置し、児童生徒や保護者からの相談を受けたり、教職員へのアド
バイスを行なったりしています。
 平成16年度は、小学校1校、中学校84校、高等学校12校に配置しています。
 なお、小学校の児童やその保護者の方が、スクールカウンセラーの相談を希望される場合は、校区の
中学校に相談してください。
 
平成16年度の配置状況


心のふれあい相談員調査研究委託事業
   京都府では、平成14年度から府内の小学校に「心のふれあい相談員」を配置しています。この「心の
ふれあい相談員」は、児童の悩み・不安・ストレス等の解消を図り、心にゆとりをもてるような環境を
提供するために配置しています。
 府内の平成16年度の配置校は、小学校20校です。
 
平成16年度の配置状況(京都府内20校)


スクーリング・サポート・ネットワーク整備事業
   平成15年度の京都府内の不登校児童生徒数は、小学校で 596名、中学校で 2,058名と依然深刻な状況
であります。府内の市町教育委員会では、不登校児童生徒が学校外で、学習や体験活動ができる場とし
て、「教育支援センター(適応指導教室)」を設置しています。
 京都府ではこれらの「教育支援センター」を支援するため「スクーリング・サポート・ネットワーク
整備事業」を行なっています。
 
平成16年度京都府内の実施地域


問題行動に対する地域における行動連携推進事業
   いじめ、暴力行為、少年非行などの問題行動等に適切に対応するため、京都府では、府内4市(京都
市・八幡市・亀岡市・福知山市)において、「問題行動に対する地域における行動連携推進事業」を実
施しています。
 この事業では、問題行動等を起こす個々の児童生徒の状況に応じ、学校、教育委員会、関係機関等が
連携して対応するサポートチームを編制し、当該児童生徒を支援するなど、地域における支援システム
づくりについて実践的な調査研究を行っています。


生徒指導総合連携推進事業
   京都府においても、依然いじめ、暴力行為、不登校、少年非行など、児童生徒の問題行動等は憂慮す
べき状況にあります。
 こうした少年の問題行動等に地域ぐるみで適切に対応するため、京都府では「生徒指導総合連携推進
事業」を実施しており、平成16・17年度については、「宇治市」を指定しています。
 地域の構成員である家庭、学校、地域住民、企業、民間団体及び関係機関が一体となって、児童生徒
の多様な問題行動等の予防や解決と児童生徒の健全育成に向け、地域のネットワークづくりを踏まえた
実践的な取組を進めています。


連絡先   京都府教育庁指導部学校教育課   電話 075-414-5840