Q7 50分しか話を聞いてもらえないのはなぜですか?
     しかも1週間に1回しか会うことができないのはどうしてですか?
 
  人の話をきちんと聴ける時間というのは、せいぜい1時間程度でしょう。それ以上、長くなると聴くほうも集中して聴くことができません。また、話すほうも真剣に話すとなると、自分の内的世界に立ち入ることになり、長くなるとしんどいものです。
 
  話す時間、聴く時間の終わりが、あらかじめ決められていると、話すほうも聴くほうも見通しをもって面接することができます。
 
  来談された方もカウンセラーも、面接の時間はもちろんですが、面接時間以外でも、互いに心をめぐらせているものです。つまり面接は点と点ではなく、連続しているものなのです。「あのとき、どうしてあんなふうに言ってしまったんだろう」とか「そういうふうに思ったのはどうしてだったんだろう」とか、自分では気付かなくても心のどこかで考えているものです。
 
  週1回の割で面接するのは、来談者にもカウンセラーにも互いに1週間の「間」をもつという意味があるのです。
 
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