Q10 どうしてもっといろいろアドバイスをしてくれないのですか?
 
  「どうしたらいいですか?」とアドバイス(忠告、勧告)や助言を求められることがあります。

  こういうとき、カウンセラーは「わかること」については誠実に、そして積極的に答えようとしています。けれども、心の専門家であるカウンセラーも人の心が全て「わかる」ということはないのです。「わからないこと」の方が「わかること」よりもずっと多いのです。

  カウンセラーも、できることなら求められるアドバイスをしたいけれど、全てがわかるものではないから、「あなたはこうした方がいい」というような「答え」がなかなか見つからないというのが本当のところです。
 
  実際のところ、アドバイスや助言でうまくいくことはまれですし、アドバイスや助言がどのケースにも当てはまることはまずありません。
 
  「答え」はなかなか見つからないので、カウンセラーは「応え」ようと努力します。
  そうしていくと、来談された方が自分で自分の「答え」をみつけていかれることがほとんどなのです。
 
Indexに戻る