「学校不適応の未然防止のために」
小学校3・4年生(前思春期)に焦点を当てた研究について
センター教育相談部では、平成27年度から小学校3・4年生(前思春期)に焦点を当てて「学校不適応の未然防止のために」というテーマで研究を進めています。
小学校3・4年生の時期が比較的安定期と思われる一方で、様々な形で学校への不適応感を表す子どもたちが少なくないという現状があるように思われます。センターでは、「小学校3・4年生(前思春期)に学校不適応の萌芽があるのではないか」という仮説をもち、学校不適応の未然防止に向けた研究を継続しているところです。
平成27年度の研究は、小学校3・4年生という時期がどんな時期であるのかを改めて理解するために文献研究を行いました。また、平成27年度の当センター教育相談研修講座「今を生きる子どものこころ」講座を受講された教職員を対象に、①児童生徒の学校不適応(主に不登校)に関する教職員の意識、②児童生徒の発達に関する教職員の実感についてアンケート調査を行いました。
この研究結果を「教育相談リーフレット」としてまとめ、府内全教職員に配布するとともに、ダウンロードもできるようにしました。この研究が児童生徒理解に役立つものになればと願っています。
H28 前思春期リーフレット.pdf
H28 前思春期リーフレット詳細版