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 研修講座の報告や受講者の感想等を掲載しています。講座の様子を知っていただき、今後の受講の参考にしてください。
 
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平成30年度 研修講座報告
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2018/12/14

学校組織力パワーアップ講座Ⅲ

| by 地域教育支援部

1214日(金)に北部研修所において、学校組織力パワーアップ講座Ⅲを開催しました。シリーズ3回目の今回は、校長先生方を対象に講座を開催しました。

前半は、文部科学省高等教育局大学振興課大学入試室の山田泰造室長をお迎えし「大学入学者選抜改革の動向について」と題してご講義いただきました。

高大接続の近年の動きについては、知識基盤社会の中で新たな価値を創造していく力の育成を重視し、新学習指導要領の趣旨と合わせて、改革を進めていることを説明していただきました。その上で、大学入試がどのように変わってくのかを具体例を提示してもらいながら教えていただき、たくさんの学びがありました。

後半は、福井大学大学院教育学研究科の松木健一教授をお迎えし「児童生徒を理解するとは」と題してご講義いただきました。

少子高齢社会、人生100年時代といわれる中で、人の一生の中で学び続ける必要があったり、社会の中で役割が大きく変わっていったりする視点を示されました。社会がどのように変わっていくのかを把握した上で児童生徒を理解することが必要であることを学びました。

 


【受講者の感想】

・「大学入学者選抜改革について」といった国の大きな方針について、文部科学省の考えを直接聞くことができてとても良かった。勤務校で説明したいと思います。教師にとって大切なことは何かを考え直すよい機会となりました。(小学校)

・「子ども理解はまず、教師自身が自分を理解し、社会状況の変化を理解しなければならない。」に納得しました。現場や自分の置かれた立場に近い内容を分かりやすく伝えていただき、なぜ今この力が大切なのかすっきりと理解できました。(小学校)

・学力の3要素の育成は、時代が変わろうともそれに対応する社会で自立して生きていくために必要なことであることが分かった。学びを測定する大学入試は、学力の3要素を原点とすることがよく分かった。(中学校)


13:22
2018/12/07

中高美術発展講座

| by 地域教育支援部

 12日(金)に北部研修所において、中高美術発展講座を開催しました。

日本体育大学の奥村高明教授をお迎えし「美術の学び」と「美術の評価」について演習を交えながらご講義いただきました。
 美術の学びについて考察し理解を深めるとともに、ルーブリックを活用した指導と評価やパフォーマンス評価、ポートフォリオ評価などについて、利点や留意点を学び、授業改善の方策を考えました。
 子どもが本来持っている意味や価値を生み出す力や、美術の学びで付けていく力、どのように社会と繋がっていくか、企業が期待するアートの効果、周りの子どもや教師との関わりなどについて、豊富な資料と講義で学びました。さらに演習を通して互いの見方や感じ方の違いを知り、見る視点を増やしていくことの楽しさや大切さに気付くことができました。
 身に付けさせたい資質・能力から授業を組み立て、何ができるようになったのか子ども自身が自覚できること、認め励ます教師の存在、学習評価の在り方、主体的に問いを持ち、対話によって発展させることで、本質的な問いを追究していく事例なども学びました。


 
【受講者の感想】

・無駄のない、意味のある授業内容に精選していくこと、これは美術に限らず教育全体にいえることだと感じました。
・概念的理解、思考力を導く方法を工夫したいです。
・評価方法を変えることで、生徒の資質・能力の伸びにどのような変化があるのか、省みたいと思いました。何より生徒の能力を認め、励ますことが重要だと感じました。

15:09
2018/11/30

主権者意識をはぐくむ授業づくり講座

| by 研修・支援部

 11月30日(金)に、文部科学省初等中等教育局 小栗 英樹 教科調査官を講師としてお迎えし、「主権者意識をはぐくむ授業づくり講座」を実施しました。また、京都府立園部高等学校 中山 義基 教諭には実践発表をしていただきました。

 中山教諭からは、「主権者教育とは、生きる術をはぐくむ教育」であり、子どもたちが「より善く、より幸せに、より豊かに」生きるための教育であるという想いのもと実践されていることを発表いただきました。実践発表を通じて子どもたちの「将来」に目を向けることの大切さについて示唆をいただきました。
 小栗調査官からは、「今の中学校2年生、3年生が2022年に成人になること」や「人の役に立つ人間になりたいと思うが、自分の参加によって社会を変えることはできないと考える子どもたちが多い現状」から、主権者教育がますます重要になることをお伝えいただきました。
 また、主権者意識をはぐくむための主な学習方法として
 ・「正解が一つに定まらない問いに取り組む学び」
 ・「学習したことを活用して解決策を考える学び」
 ・「他者との対話や議論により、考えを深めていく学び」
が求められることや、教科・領域等間、校種間の連携による教育の内容の組織的な配列が必要であることを演習を通じて学びました。

 
【受講者の感想】
・主権者意識は、政治や選挙に関わる知識や考え方の習得にとどまらず、「生きる術をはぐくむ教育」と捉え直すことで、あらゆる学年、教育活動で展開できるものであるということが分かりました。今後の教育活動に取り入れることができるように意識していきたいです。(小学校教諭)

・授業で政治等の仕組みや大切さを伝えるだけでなく、社会の一員としてどのように行動するのか、社会全体としてどのような方向に進むべきかという視点を伝えることが大切だと感じました。政治等の知識だけでなく、それらを活用して将来を見通せるような授業づくりを心がけようと思いました。(中学校教諭)
・主権者教育は学校全体で行うべきものだとは知っていたが、具体的に何ができるのかを考えたことがありませんでした。やはり、「主権者教育は、公民科が担うもの」という固定観念があったように思います。しかし、講座を受けて主権者教育の目的は思っていた以上に広範囲にわたり、各教科の授業の中でも実践できることがあると学びました。(高等学校教諭)

16:11
2018/11/20

小中をつなぐ理科教育講座

| by 地域教育支援部

「小中をつなぐ理科教育講座」

 

11月20日(火)、北部研修所にて、「小中をつなぐ理科教育講座」を実施しました。

京都教育大学 理学科 物理学教室教授 谷口 和成 先生を講師としてお招きし、講義と演習を行いました。

谷口教授は、府教委主催の平成25~27年度「小・中学校理科授業指導力アップ講座」や、平成28~30年度「理科教育推進事業」における指導助言・講義などを通して京都府の教育現場に直接かかわりながら理科の見方・考え方を働かせる授業改善や科学的思考力をはぐくむ理科授業の推進に携わっておられます。

講義では、ピアジェの発達段階やCASE授業の実践など、先生がこれまで研究されてきたことをベースに、新しい学習指導要領に沿った科学的思考力をはぐくむ理科授業を進めるにあたって前提となる、理科の見方・考え方のうち「条件(変数)制御の考え方」を育てる手法を例示していただきました。授業においてねらいとする「変数」は何かを見出したり、「変数」をいくつか用意して実験を計画したりすることの重要性を実感し、理解しながら、「科学的思考力をはぐくむ理科授業6つの柱」について学びました。さらに、それに基づいた理科授業を検討する演習を行いました。

小学校から中学校にかけては具体的なものを通して理解する段階から、抽象概念が身についている段階まで幅広く混在しており、児童生徒の認知発達を見誤ると子どもたちの理解だけでなく学びのモチベーションすら奪ってしまいかねないことがよくわかりました。高等学校や大学での「深い学び」の実現のためにも、小・中学校での授業改善は喫緊の課題だということに気付くことのできる貴重な学びとなりました。

 

講 義 Ⅰ 「科学的思考力をはぐくむ理科授業の在り方」

講義Ⅱ・演習 「科学的思考力をはぐくむ理科授業の実際」

 


 

【受講者の感想】

●実験の際には、あらかじめ手順を示すことが多いですが、ある程度自由度が必要であることが分かりました。変数をしっかり認識させたうえで実験し、意見の相違によってやり取りの中で条件制御の必要性に気付くように見通しとねらいをもって授業を考えていくこと、多様な考え方を生かす工夫をしていく必要があると感じました。(小学校)

●条件制御など、科学的思考力をどのように活用していくのか、具体的なお話が聞けて良かったです。また、振り返りの大切さ、わからないことをわからないと素直に言える学級づくりも学級経営の視点で大切だと思いました。(小学校)

●講義で学んだ「学習意欲を支える仕組み」について、教科教育を通した生徒指導の三機能+αで子ども達が学び合える場があれば、もっと伸びる可能性が生まれると感じました。担当している子ども達が「先生、何を言っているかわからない。」とつぶやくのは、素直な反応であり、認知発達に応じて働きかけることで新たなステップを踏ませることができるのではないかと思います。(中学校)

●小中連携して、9年間を見通して深い学びに導いていくことができればと思います。各校種で理科の見方・考え方について共通認識が図れたらと思います。(中学校)


16:56
2018/11/16

社会科・地理歴史科・公民科教育講座-新学習指導要領への対応―

| by 研修・支援部

 11月16日(金)に、文部科学省初等中等教育局 濵野 清 視学官を講師としてお迎えし、「社会科・地理歴史科・公民科教育講座-新学習指導要領への対応―」を実施しました。

 新学習指導要領の趣旨について御講義いただくとともに、評価問題例をお示しいただきながら、社会的な見方・考え方を働かせ鍛えるためにどのような「問い」を立てていけばよいのかを学びました。特に、新学習指導要領の解説編では、「問い」の具体例が多く示されていることを学び、授業イメージにつなげることができました。

  
【受講者の感想】
・新学習指導要領が現行からどのように改訂されたのか、どのようなことに留意して授業を行っていくべきか理解することができました。また、「社会科」ならではの授業にしていくために校種間や教科間の連携をどのように進めていくかを考えることができました。(中学校)
・本日の講座で、「基礎的・基本的な知識・技能とは、『社会的な自立等の観点から、指導することが必要なもの』や『学校や学年間等であえて反復し学習することが効果的であるもの』と捉えることで明確になる」と説明を受け、一層理解を深めることができました。(高等学校)
・幼稚部から高等部までが一体となっていることから、学部を越えた系統性を意識した教育が実践しやすい環境であるため、各教科・科目の重点部分をしっかりと指導できるよう連携を図っていきたいと思います。(特別支援学校)
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