京都府教育庁指導部文化財保護課  Cultural Properties Division, Kyoto Prefectural Board of Education
 

清水寺釈迦堂の修理

建物の概要

 本堂の東に阿弥陀堂、奥院と並んで建つ建物で、境内の多くの建物と同じく、寛永の火災後に再建されたものです。
 昭和47年に豪雨による崖崩れで倒壊しますが、翌年から復旧工事が実施されました。この時、後世に本瓦葺に変更された屋根を檜皮葺に復原しています。
外観(南西から望む)


昭和修理前の外観


豪雨災害により倒壊した様子(昭和47年)
出典『重要文化財清水寺釈迦堂修理工事報告書』(京都府教育庁文化財保護課、昭和50年5月)

修理の概要

 前回修理から40年ほどが経過し、傷みの生じている檜皮葺屋根の葺き替えを行います。あわせて建具など漆塗の塗り直しや、内部の彩色の補修などを行う予定です。

修理の経過と今後の予定

 平成30年度 檜皮葺の葺き替え
 令和元年度 建具など漆の塗り直し
       内部彩色の補修など
 

釈迦堂の修理状況

平成30年5月

 屋根葺き替え工事のため、釈迦堂を覆う素屋根を建設しています。
素屋根建設中の様子(本堂素屋根から望む)


平成30年6月

 素屋根が完成しました。これから屋根葺き替えの準備を進めていきます。
 なお、釈迦堂の屋根工事は3月まで行う予定です。
完成した素屋根(本堂素屋根から望む)


釈迦堂屋根の様子(北西から望む)


平成30年7月

 檜皮がめくり終わりました。下軒付は前回のものを残し、上軒付以上を葺き替えます。

野小舞の様子(北西から望む)


平成30年10月

 裏板の施工が完了し、上軒付を積み始めています。

裏板の施工が完了した様子(北西から望む)

平成30年11月

 上軒付を積み終わり、平葺を進めています。

上軒付完了(北東から望む)

平葺を施工する様子

平成30年12月

 檜皮葺が完了しました。今後、棟瓦積等の施工を進めていく予定です。

檜皮葺完了(南西から望む)


隅の施工をする様子

平成31年1月

 屋根の棟瓦積が完了しました。今後、樋の設置等を行う予定です。

棟瓦積完了(南西から望む)


瓦を積む様子

平成31年2月

 避雷針の取り付けが完了しました。引き続き、樋の取り付けを進めています。
避雷針の取り付け完了(南東から望む)

平成31年3月

 屋根葺き替え工事が完了しました。31年度は、建具や内部の彩色の修理を行う予定です。

屋根葺き替え工事完了(南西から望む)

令和元年7月

 正面の蔀を取り外し、仮戸をはめ込みました。引き続き、蔀の修理を進めています。

仮戸をはめた釈迦堂(南西から望む)

解体修理を行う蔀

令和元年9月

 内部彩色の剥落止めを進めています。

剥落止め作業を行う様子

令和元年10月

内部彩色の剥落止めが完了し、次の工程のために紙で養生を施しました。

紙養生を行う様子


令和元年11月

琵琶板等の胡粉塗りを行いました。

胡粉を塗る様子

清水寺の修理事業の概要
本堂修理の概要(12月11日更新)
その他の建物の修理