丹波地域の中世城館

 丹波地域では、戦国時代に綾部・福知山盆地の上原氏、亀岡盆地の内藤氏などの地域勢力が群雄割拠し、地域間で争いが行われるなど様々な歴史の舞台となりました。

 このような丹波地域の約430箇所の城館について、『京都府中世城館跡調査報告書』第2冊―丹波編―として、平成24年度に刊行しました。

 ここでは、丹波地域を代表する城館の一部を紹介します。

 なお、『京都府中世城館跡調査報告書』第1~4冊は、各都道府県教育委員会、京都府内の図書館、各市町(組合)教育委員会等で閲覧できます。

 
山家陣屋跡石垣
山家陣屋跡藩庁跡の石垣
 

丹波地域の代表的な城館

八木(やぎ)城跡

丹波守護代内藤氏の居城で、残存状況も良好な丹波地域を代表する重要な城館です
 

位田(いでん)城跡・位田宮越(いでんみやのこし)城館跡

何鹿郡最大規模の城跡で、文献史料から実際の戦闘状況も判明する重要な城館です
 

神尾山(かんのおさん)城跡

南桑田郡で最大規模の城跡で、寺院が城郭化した事例として貴重な城館です
 

亀山(かめやま)城跡

明智光秀が築き、後に天下普請で完成した、丹波地域を代表する城館の一つです
 

宇津(うつ)城跡

明智光秀の攻撃を受けて落城し、その後光秀が改修した城館です
 

鬼ヶ(おにが)城跡

急峻な山頂に位置し、『信長公記』にも記載のある城館です
 

蜷川(にながわ)氏関連の城館群

室町幕府の政所代を勤めた蜷川氏の居城蟠根寺城跡と、山麓の蟠根寺跡が良好に残されています
 

園部(そのべ)藩関連の城館群

園部藩主小出氏とそれを支えた小畠氏に関連した城館がまとまって残されています
 

何鹿郡(いかるがぐん)の大規模城館群

由良川左岸の丘陵上に展開する11城からなる何鹿郡の大規模城館群です
 

栗(くり(一尾ヶ いちおが))城跡

畝状竪堀・横堀・竪土塁を駆使する、何鹿郡内屈指の複雑な縄張りをもつ城館です
 

周山(しゅうざん)城跡

明智光秀が山上に築き、石垣も完存する大規模な織豊系城郭です
 

福知山(ふくちやま)城跡

明智光秀築城の石垣が天守台に残る、丹波の拠点的な城館の一つです
 

須知(しゅうち)城跡

急峻な山頂に位置し、中心部には古式な石垣をもち、明智光秀の関連が想定できる城館です
 

明智光秀(あけちみつひで)関連の城館群

明智光秀の丹波攻略に関連して丹波各地に構築された可能性の高い城館群です

 

山家(やまが)藩関連の城館群

谷衛友が天正10年に入部以降、幕末まで存続した谷氏の山家藩に関連する城館群です